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Day 7:会計から考える元気会社の作り方

お互いに発展し続ける従業員と企業の関係を模索しよう

  • 杉田 庸子

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2009年1月15日(木)

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 当ブートキャンプの熱心な隊員でもある親しい知人Y氏は日本の大手企業に勤める、中間管理職一歩手前の35歳。そのY氏が、先ごろ勤め先で「問題社員担当」になったという。

 Y氏が担当する社員の方は30代前半で、今までどの部署に行っても、「締め切りがある」「ノルマがある」というプレッシャーに耐えられず、すぐに仕事を休んでしまうということを、数年間繰り返してきた。今はある部署に負担の少ないプロジェクトに限るという条件で勤務に復帰しているが、迎える部署の方はかなりの緊張をしているという。

 Y氏の勤務先には、メンタル面で問題を抱えた社員が相当数いるそうだ。こうした事情もあって、人事部に対策チームを作ったら、激務でそのチームの担当者が鬱になってしまった、という笑えない話があるほどだ。

 組合が強く、社員を辞めさせることはほとんどない同社では、一般社員向けに「問題社員対応研修」を実施し、その中で

「周囲とのコミュニケーションを上手にとれない社員と、どのように接するか」「キレやすい部下を、どのように指導するか」

 という内容を専門家から習うこともあるという。

 こうした話は、Y氏の会社に限らない話だ。隊長が米国勤務をしていた時も、日本の同級生や知人から「メンタルなバランスを崩して会社を休んでいる人」の話がよく聞こえてきた。

 激務、過剰なストレス、職場の人間関係、理由は様々だが、いわゆる「いい大学」を卒業し、名のある企業に就職したとしても、精神的に均衡を保ちながら働くことすら今の日本では難しいのか、と切なくなった。

 世界的な競争激化、成果主義の導入、加えて昨今の世界的な不況という状況を考えれば、経営者に限らず社員も張り詰めた緊張感の中で働かなくてはならなくなった。今話題の派遣斬りも、フリーター生活を選びたいという働き方の多様化以外に、競争環境の激化から労務費の変動費化を強めてきた面もある。

 もちろん昨今のメンタルヘルス問題が、こうした環境の変化とは別に、プライベートな問題に起因するものもあるだろう。メンタルヘルスの問題は会計とは離れた問題のように思われるかもしれないが、この問題は昨今話題の「会社は誰のものか」を考えることに関係し、また会計監査の目的の1つである「会社の持続性」にもかかわる。

 最終日の今日は、この問題について触れていく。

株主価値の最大化が唯一の目的なのか

 まず、会社は誰のために存在するか考えてみよう。

コメント1件コメント/レビュー

このシリーズは大変興味深く読みました。後半のくだりが段々能書きじみてきたことが残念ですが。特に最終回。日本企業はこうだ、日本人のメンタリティーはこうだ、と決め付けが激しいようです。誰でも知っている通り日本企業も欧米化してきており、終身雇用・年功序列的な風土は皆無でに等しい。良い面では社員は短期業績を上げることに集中しておりそれに対する信賞必罰も厳正化してきた。悪い面では他部署・次工程に対する配慮はなく、長期的な視点も薄れているが。また、従業員は、自らのミッション達成に対し創意工夫して自分なりのやり方を日々開発している人が多いと思う。中途採用も一般化しており業界固有の常識に縛られない斬新なアイディアを出す社員も沢山いる。比率こそ様々であるが外国人従業員が一切いない会社というのむしろ珍しい状況である。つまり、今の日本企業の従業員で人と同じように働き、同じように振舞おうなどと思っている人は極めて少ない。むしろ個性を大事にしている。日本人だけで構成し旧来の価値観で会社を経営していくことは、やろうとしてももう無理なのである。指摘されている日本古来のセンスが今日でも日本企業の風土として定着しており、それが閉塞感や社員の精神面で負担になっているという見方はいかがなものか。人は皆違うのが当たり前、とある。これは全くその通りであり人間の本質みたいなものだ。なのに日本ではその本質が通っていないと筆者は指摘する。日本人・企業が旧来の日本的価値観で動いているという幻想に立脚する記事をよく目にするが本当に取材をしているのだろうか疑問が残る。ただ、私が知っているのは日本の大企業と一部の中小企業だけなので、そのような企業も存在するのを私が知らないだけなのかな?(2009/01/15)

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いただいたコメント

このシリーズは大変興味深く読みました。後半のくだりが段々能書きじみてきたことが残念ですが。特に最終回。日本企業はこうだ、日本人のメンタリティーはこうだ、と決め付けが激しいようです。誰でも知っている通り日本企業も欧米化してきており、終身雇用・年功序列的な風土は皆無でに等しい。良い面では社員は短期業績を上げることに集中しておりそれに対する信賞必罰も厳正化してきた。悪い面では他部署・次工程に対する配慮はなく、長期的な視点も薄れているが。また、従業員は、自らのミッション達成に対し創意工夫して自分なりのやり方を日々開発している人が多いと思う。中途採用も一般化しており業界固有の常識に縛られない斬新なアイディアを出す社員も沢山いる。比率こそ様々であるが外国人従業員が一切いない会社というのむしろ珍しい状況である。つまり、今の日本企業の従業員で人と同じように働き、同じように振舞おうなどと思っている人は極めて少ない。むしろ個性を大事にしている。日本人だけで構成し旧来の価値観で会社を経営していくことは、やろうとしてももう無理なのである。指摘されている日本古来のセンスが今日でも日本企業の風土として定着しており、それが閉塞感や社員の精神面で負担になっているという見方はいかがなものか。人は皆違うのが当たり前、とある。これは全くその通りであり人間の本質みたいなものだ。なのに日本ではその本質が通っていないと筆者は指摘する。日本人・企業が旧来の日本的価値観で動いているという幻想に立脚する記事をよく目にするが本当に取材をしているのだろうか疑問が残る。ただ、私が知っているのは日本の大企業と一部の中小企業だけなので、そのような企業も存在するのを私が知らないだけなのかな?(2009/01/15)

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