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【日本を救う小さなトップランナー】
東洋ゼンマイ(ゼンマイの製造・販売)

伝統の技で人力発電に挑む

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2009年1月26日(月)

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 世界に通じるモノ作り。本誌はこれまで高い技術と生産能力を持つ日本企業を多く描いてきた。その対象はトヨタ自動車やソニーといった大企業に限らない。規模が小さく、知名度が低くても、産業界に欠かせない製品や部品を作る中小企業が全国に数多くある。

 このシリーズでは本誌の人気コラム「小さなトップランナー」から優れたモノ作りの現場を紹介した記事を連続で取り上げる。
(注)内容はすべて雑誌掲載時のものです。

* * *

2007年2月26日号より

ミニカーなど玩具用ゼンマイの世界市場で、シェア3割以上を誇る。
電子化の波に押されながらも、伝統の技術で売り上げを伸ばす。
「人力こそ究極の自然エネルギー」と位置づけ新市場の開拓を目指す。

(大竹 剛)

 かつてはハイテク、今はローテク――。そんな技術は枚挙に暇がないが、半世紀以上もの間、家電から自動車、玩具など多様な製品に使われてきた技術がある。薄くて細い鋼を渦状に巻いた、ゼンマイである。

 引っ張ってから手を離すと、勢いよく収納される掃除機のコード。手前に引き寄せてから手を離すと走り出すミニカー。蓋を押すとゆっくりと開く自動車の灰皿。ねじ巻き式の腕時計。最近では、自動巻き取り機能がついた携帯電話ストラップにもゼンマイは使われている。

積極的に新市場を開拓

 これらのゼンマイ製品で大きな存在感を示し、特にミニカーなど玩具用ゼンマイの世界市場でシェア3割を誇る会社が、富山県黒部市にある。今年、創業77年を迎える東洋ゼンマイだ。

 現在、国内でゼンマイを製造している会社は5社程度しかなく、ゼンマイの主な生産地は中国に移っている。そんな中、東洋ゼンマイは国内に工場を構え、玩具用に年間5000万個を軽く上回る大量のゼンマイを世界に供給してきた。2006年3月期の売上高は5億2000万円。ここ数年はわずかではあるが、着実に売り上げを伸ばしている。

 薄い鋼を熱処理することで、元の形状に戻ろうとする復元性を高め、細く切って渦状に巻く。ゼンマイは、ただそれだけで動力を生み出す優れた技術だが、動力を持続的に発生させるには何度も巻き直す必要がある。

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