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【日本を救う小さなトップランナー】
三州製菓(米菓の製造・販売)

パートも分け隔てなく戦力化

  • 日経ビジネス

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2009年1月27日(火)

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 世界に通じるモノ作り。本誌はこれまで高い技術と生産能力を持つ日本企業を多く描いてきた。その対象はトヨタ自動車やソニーといった大企業に限らない。規模が小さく、知名度が低くても、産業界に欠かせない製品や部品を作る中小企業が全国に数多くある。

 このシリーズでは本誌の人気コラム「小さなトップランナー」から優れたモノ作りの現場を紹介した記事を連続で取り上げる。
(注)内容はすべて雑誌掲載時のものです。

* * *

2007年3月5日号より

パートタイマーに対して毎月、業績を公開するための発表会を開く。
社債を発行し、業績連動賞与を出し、社内行事に参加させる。
正社員との差異をできるだけ小さくすることで、その戦力化に成功した。

(池田 信太朗)

 米菓の製造を手がける三州製菓の本社工場は、食品や日用雑貨の製造拠点が並ぶ埼玉県春日部市の豊野工業団地にある。この工場では月に1度、正社員からパートタイマーに至る全従業員が一堂に会して、同社の月次決算の発表を聞く。

 パートタイマーのほとんどは、周辺の住宅地に住む女性だ。決算発表を聞く彼女たちの目は真剣そのもの。なぜなら月次の経常利益が一定水準を超えると、「大入り袋」として業績賞与が配られるからだ。加えて、パートタイマーのうち何人かは、同社の社債(少人数私募債)を買っている。1口50万円という個人にとっては小さくない金額を投資しているだけあって、会社の業績が常に気にかかるようだ。

 三州製菓の従業員数は220人。このうち170人を占めるパートタイマーたちは、全員、会社から配られたシステム手帳を持っている。この手帳には、会社の経営理念、組織図、社員名簿などに加えて、月次の部門別売上高、原価、経費、営業利益、経常利益などを書き込める表が印刷されている。

斉之平伸一社長(中央)は、パートタイマーたちと毎朝一緒に、社内と周囲を掃除するのが日課だ

斉之平伸一社長(中央)は、パートタイマーたちと毎朝一緒に、社内と周囲を掃除するのが日課だ(写真:的野弘路)

 同社は、経営情報を公開するだけでなく、様々な面で正社員とパートタイマーの垣根をなくした。「時給は近隣の同業者の水準よりやや高い程度。しかし、有給休暇の取得を推奨したり、皆勤手当などの諸手当を手厚くしたり、正社員への登用制度を設けることで、待遇の改善を図っている」と斉之平(さいのひら)伸一社長は胸を張る。

 非正規雇用従業員の待遇改善を求める議論が高まっているが、同社はその先進事例と言える。

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