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“誰もいない”ところで“誰もやらない”ことをやる戦略で成長

イデアインターナショナル社長 (インテリア雑貨の企画・販売)橋本雅治

2009年2月5日(木)

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デザイン性の高い時計や家電を武器に
急成長を続けるファブレスメーカーの舵を取る。
波瀾万丈の人生経験の中から見つけた
「誰もいないところで、誰もやらないことをやる」戦略で、
成熟市場を掘り起こした。

PROFILE
1961年大分県生まれ。84年、慶應義塾大学法学部卒業後、事務機器販売会社に就職。88年、結婚式場・ホテル・割烹を経営する家業の再建のため同社を退職。家業は最終的に和議申請した後、新たなスポンサーに譲渡。92年、マルマン入社。同社取締役を経て95年に独立し、イデアインターナショナル設立。08年7月大証ヘラクレス市場に上場

時計、文具、家電と言えば典型的な成熟産業。技術競争も価格競争も一段落し、大企業の寡占化が進んでいる。しかし、つい13年前、たった3人でこの分野に新規参入し、快進撃を続けている新興メーカーがある。イデアインターナショナルだ。

 生産拠点を持たないファブレス企業で、自ら企画したオリジナル商品や独自調達の輸入品などを、インテリア専門店や全国16の直営店で販売。7月には大証ヘラクレスに上場した。
人気の秘密は、一般の家電量販店やディスカウントショップでは見かけないデザイン性の高い商品を、手ごろな価格で提供していることだ。

 木目に浮かび上がる赤い光の数字で時を知らせるしゃれたデジタル時計、コップの形をしたデジタルオーディオプレーヤー用スピーカー、煙突を形取ったカラフルな加湿器…。表参道ヒルズや新丸ビルなどの直営店では、こんな商品が所狭しと置かれ、若い女性が見入っている。
「例えば時計なら、大企業がつくる画一的なものは確かに飽和状態です。しかし、我々が手掛ける生活を楽しくするデザイン性の高い時計はまだ伸びるし、大企業も参入していない。成熟市場を掘り起こしたと言われますが、誰も本格的に手を付けていない分野でもあるんですよ」

 同社の創業者であり、社長の橋本雅治はこう話す。

独自の「売らない営業」でトップセールスマンに

 橋本は1961年、大分県杵築市に生まれた。父は旅館を営む地元の名士。橋本は姉と妹に挟まれた三人姉弟の長男だったが、家業を継ぎたいとは思わず、大学を卒業した84年、東京の事務機器販売会社に就職した。

 厳しい会社だったが、大学時代、体育会に籍を置いていた橋本には水が合った。


東京・有楽町マルイにある直営店の店内

 当時、ほかの社員の多くはマニュアル片手に飛び込み営業を繰り返していた。それに対して、橋本は「他人と同じことをしていては差がつかない」と売ることをまずやめたという。

 「代わりに担当エリア内の事業所を回り、使用中の事務機器のメーカーとリース料、契約期間、一日のコピー枚数を調べた。営業しないから上司は怒り心頭。しかし、データが完成した後は、更新期が来た事業所を訪問し『この機会にコピー機を変えると、こんなに節約できます』と切り出すだけで、面白いほど契約が取れました」

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