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【日本を救う小さなトップランナー】
リバー精工(医療機器の製造・販売)

“素人”の発想で手術が進化

  • 日経ビジネス

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2009年2月4日(水)

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 世界に通じるモノ作り。本誌はこれまで高い技術と生産能力を持つ日本企業を多く描いてきた。その対象はトヨタ自動車やソニーといった大企業に限らない。規模が小さく、知名度が低くても、産業界に欠かせない製品や部品を作る中小企業が全国に数多くある。

 このシリーズでは本誌の人気コラム「小さなトップランナー」から優れたモノ作りの現場を紹介した記事を連続で取り上げる。
(注)内容はすべて雑誌掲載時のものです。

* * *

2007年4月16日号より

心臓や消化器などの手術に使う処置具の分野で、大企業も一目置く。
門外漢ゆえの柔軟な発想で新製品を開発、医師の支持も集めた。
OEM供給に加え、自社ブランドの高性能品で一層の飛躍を目指す。

(瀧本 大輔)

 医師が心臓や消化器などの手術をする際に使う処置具の分野で、大手医療機器メーカーも一目置く中小企業が長野県岡谷市にある。諏訪湖を源流とする天竜川を見下ろす高台に、本社工場を置くリバー精工だ。

 細くて急な坂道を、民家や畑の間を縫うように車で上っていくと、リバー精工の近代的な建物が突然現れる。そこで最先端の医療現場で使われる処置具が製造されている。

医師や患者本位で開発

 例えば、心臓に挿入して不整脈の原因部位を治療する「アブレーションカテーテル」。細いチューブの中にワイヤを通した処置具であり、同社の製品は先端部を 0.5mm単位で正確に曲げられる。消化器にできたポリープを電気で焼き切る「バイポーラスネア」(右図参照)は、患者の体外に置いていた電極(対極板)を処置具と一体化するなど、従来品より扱いやすく工夫を施してある。

 いずれも大手医療機器メーカーにOEM(相手先ブランドによる生産)供給しており、シェアは数十%を占めている。リバー精工の医療機器業界における存在感は大きく、様々な企業の役員クラスの幹部が駆け込み寺として訪れるほどだ。現在も10件以上の開発案件を抱えているという。

 リバー精工の業績は順調に推移しており、2006年9月期の売上高は2億7000万円と、5年前の2倍以上になった。子会社3社を含めた連結売上高は約7億円だ。従業員は子会社も含め計約90人いる。

全社員のアイデアを結集

 国内外の大企業がしのぎを削る医療器具の世界で、なぜリバー精工が存在感を示すようになったのか。その理由は、大企業が手を出しにくいニッチな領域を攻めていることと、「素人の発想」を大切にしていることにある。

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