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【日本を救う小さなトップランナー】
不二機販(自動車部品などの特殊加工)

常識破った極小粒子の加工

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2009年2月3日(火)

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 世界に通じるモノ作り。本誌はこれまで高い技術と生産能力を持つ日本企業を多く描いてきた。その対象はトヨタ自動車やソニーといった大企業に限らない。規模が小さく、知名度が低くても、産業界に欠かせない製品や部品を作る中小企業が全国に数多くある。

 このシリーズでは本誌の人気コラム「小さなトップランナー」から優れたモノ作りの現場を紹介した記事を連続で取り上げる。
(注)内容はすべて雑誌掲載時のものです。

* * *

2007年4月9日号より

直径50マイクロメートルの極小粒子を使って金属などを特殊加工する。
自動車エンジンの部品に加工を施せば、燃費効率や耐久性が大きく向上。
常識破りの発想が生み出した技術は、今や「なくてはならない」存在だ。

(永井 央紀)

 「あの技術なしではレースに勝てない」――。F1やフォーミュラ・ニッポンなどの自動車レース界で、こうささやかれる技術があるという。エンジンなどの部品の表面を加工し、燃費効率と耐久性を引き上げる「WPC処理」と呼ばれるものだ。

 名前の意味はもともとは「Wide Peening Cleaning(幅広く打ちつけてきれいにする)」だったが、自動車業界ではいつしか「Wonder Process Craft(驚異の特殊加工技術)」と呼ばれるようになった。この技術の特許を持つのは、名古屋市郊外に工場を構える、年商10億円ばかりの不二機販。世界の自動車メーカーが技術の粋を集めて戦う舞台で、存在感を発揮するWPC処理とはどんな技術なのか。

宮坂四志男社長の背後にある青い機械がWPC処理の装置。内部では猛烈な火花が飛ぶ

宮坂四志男社長の背後にある青い機械がWPC処理の装置。内部では猛烈な火花が飛ぶ (写真:高木茂樹)

 宮坂四志男社長が説明するWPC処理の仕組みはこうだ。加工したい部品に対して、直径50マイクロメートル(マイクロは100万分の1)ほどの極小の粒子を秒速200mで衝突させる。すると2つの効果が表れる。

 まず、部品の表面に微細な凹凸ができる。粒子の衝突によってできる“クレーター”だ。このへこみにたまった潤滑油は流れ落ちることがなくなり、摩擦が減る。宮坂社長は「鏡のようにつるつるな部品同士が接すると、逆にくっついて動きが悪くなりがち。極小の凹凸をつけることで部品同士の動きが滑らかになる」と説明する。

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機械を売るんじゃなくて、電気が欲しい方に電気が起きる装置をソフトも含めて売るビジネスをしていこうと。

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