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【日本を救う小さなトップランナー】
エーワン(ラベルシールの製造・販売)

顧客の声聞き“業界標準”に

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2009年2月5日(木)

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 世界に通じるモノ作り。本誌はこれまで高い技術と生産能力を持つ日本企業を多く描いてきた。その対象はトヨタ自動車やソニーといった大企業に限らない。規模が小さく、知名度が低くても、産業界に欠かせない製品や部品を作る中小企業が全国に数多くある。

 このシリーズでは本誌の人気コラム「小さなトップランナー」から優れたモノ作りの現場を紹介した記事を連続で取り上げる。
(注)内容はすべて雑誌掲載時のものです。

* * *

2007年4月23日号より

オフィス用や家庭用のラベルシール市場で5割のシェアを確保。
大手企業に先行することで、自社規格を事実上の業界標準とした。
その開発力の源泉は、「顧客の声」に向き合う姿勢にある。

(白壁 達久)

 東京のある大手家電量販店のパソコン売り場では、パソコン本体だけでなく、周辺機器やプリンター用の消耗品などが所狭しと並べられている。その一角にラベルシールコーナーがある。ラベルシールとは、その多くがA4サイズで、目的に応じた大きさに切れ込みが入ったシールだ。封書やはがきの宛名書きや、書類整理用ファイルの表題などに使われている。

 素っ気ない業務用ラベルシールの隣りには、形状が丸やハート形だったり、あらかじめ着色されているといった家庭向けの製品も売られている。インクジェットプリンターで手軽に印字できるので、子供たちの文房具に名前を書いたラベルを張る、キッチンの調味料入れに中身を示すラベルを張るなど様々な使い方ができる。中には、印字面が和紙や布でできた製品もある。

大手メーカーも追随

屋外でも使えるフィルムタイプのラベルシールを持つ新井浩明社長

屋外でも使えるフィルムタイプのラベルシールを持つ新井浩明社長 (写真:花井 智子)

 ラベルシールが家庭で日常的に使われるようになったのは、インクジェットプリンターが広く普及してきたからだが、それと並んでもう1つ大きな理由がある。用紙の型番など必要事項を入力すれば、誰でも失敗なく、好みの文字の形、色で印字できるソフトが、インターネット経由で無料でダウンロードできるからだ。

 ラベルシール売り場をよく見ると、大手文具メーカーなどを押しのけ、聞き慣れない企業の製品が棚の半数近くを占めている。東京都千代田区にあるエーワンがそれだ。エーワンは、文具店や家電量販店など店頭で販売されているラベルシールに限れば70%、通信販売会社向けなど業務用販売ルートを含めても50%程度のシェアを確保していると見られる。

 ライバル会社のラベルシールの説明書きを見ると、「A-ONE28943と同面付」といった表示がされたものがある。面付とは、1枚1枚のラベルの大きさ、形状を勘案して、A4サイズをどう分割して使うかという各社の規格。エーワンが先んじて作った規格に他社が追随し、エーワン製品と互換性があることを売り物にしているわけだ。

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