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63歳で株式上場。遅咲きの経営者が「ぼらない会社」で住宅業界に反旗翻す

桧家住宅会長(注文住宅メーカー)黒須新治郎

2009年5月26日(火)

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住宅業界一筋。工務店で長年、積算業務を担当してきた。
43歳で独立し、「反常識」の注文住宅メーカーを目指す。
価格に透明性を持たせ、大手の2割安で販売。
拙速な拡大に走らず、堅実に独自の地歩を築く。

PROFILE
1944年埼玉県生まれ。65年専門学校卒業後、東京都内の工務店に入社。73年に実兄が経営する黒須建設に入社。88年に東日本ニューハウス(現桧家住宅)を設立。2007年、名証2部に上場

 上場初日は売り注文が殺到して値が付かず、翌日付いた初値も公募・売り出し価格を33%下回り、その年のワースト記録。2007年11月に名証2部に上場した注文住宅メーカー、桧家住宅(埼玉県加須市)の出だしは最悪だった。

 「環境要因もあるかもしれないけれど、まあ、うちは面白くない会社だから仕方ない。そんなに儲らないし、急成長もできないしね」。創業者で会長の黒須新治郎は、話しぶりも会社経営も終始マイペースだ。

 売上高は188億円(2008年12月期)で、ここ数年の伸び率は平均10%程度。短期間に株を売り買いして儲けを狙う投資家にとっては、確かに面白くない会社と映るかもしれない。

 「でもね」と、黒須は身を乗り出す。「お客から絶対にぼらない住宅メーカーを作ろうとしたら、これ以上の成長ペースは難しい」。黒須が標ぼうするのは「ウソをつかない会社」。この信念を愚直に貫いてきた。

売る側に愛着がないから日本の家は寿命が短い

 桧家住宅の特徴は、耐久性にこだわった住宅を、大手住宅メーカーより1.5~2割安い価格で販売していることだ。


通常の建材より一回り太いヒノキを使う

 柱には耐久性に優れるヒノキ、しかも通常の建材より一回り太い四寸角を使う。壁には地震の揺れに強い耐力面材、土台はシロアリ対策に有効なヒバ材を使用。地盤は、鉄筋を張り巡らせてコンクリートで固めるベタ基礎工法だ。

 「100年以上は必ず持つとお客に約束するためには、これくらいしなければ」と、黒須は考えている。

 黒須は、日本の住宅の寿命が短いのが不満でならない。「大工たちが汗を流して作った家が、消耗品として扱われるのがたまらなく嫌だ」。欧米では50~70年と家を長く持たせるが、日本は20~30年程度。世代が代わったら建て替える人が多い。

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