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【日本を救う小さなトップランナー】
音羽電機工業(避雷器の製造・販売)

避雷のソリューション企業に

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2009年2月10日(火)

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 世界に通じるモノ作り。本誌はこれまで高い技術と生産能力を持つ日本企業を多く描いてきた。その対象はトヨタ自動車やソニーといった大企業に限らない。規模が小さく、知名度が低くても、産業界に欠かせない製品や部品を作る中小企業が全国に数多くある。

 このシリーズでは本誌の人気コラム「小さなトップランナー」から優れたモノ作りの現場を紹介した記事を連続で取り上げる。
(注)内容はすべて雑誌掲載時のものです。

* * *

2007年5月14日号より

電柱や送電鉄塔に装着される避雷器で、市場の60%を握る。
だが、電力会社への依存度の高さが裏目に出て、売り上げが激減。
避雷針メーカーの買収や家庭向け避雷器の開発に活路を見いだす。

(池田 信太朗)

 闇を照らす閃光、しばらくして轟音。落雷は、大気中の静電気が放電される現象で、1回の放電量は数万アンペア、電圧は数億ボルトに達する。直撃を受ければ、建物も生物も無傷ではいられない。そのため、一定以上の高さの建造物には避雷針の設置が義務づけられている。

 しかし、避雷針では防げない被害がある。近くの建造物や樹木、地面などに落ちた雷の電流が、送電線などを伝わって家屋や建造物に入り込み、配電線を経由して電気製品に過電圧をかけて破壊する現象だ。直撃でなく、一度落ちた雷の電流が建物などの表面を流れる現象を「誘導雷」と呼び、その誘導雷によって生じる配電線への過電圧、過電流を「雷サージ」と呼ぶ。雷サージによる被害は、避雷針があっても発生し得る。

 この被害を防ぐために、電力会社の送電線には「避雷器」と呼ばれる装置が取りつけられている。送電線を通常流れている6000ボルトの電気より、はるかに電圧が高い雷の電気が流れた時は、アース線を通じて土中に流す。つまり、誘導雷が送電線に流れることを食い止める。この避雷器でシェア60%を占めるのが、兵庫県尼崎市に本社を構える音羽電機工業だ。

業務用技術を家庭用に応用

 同社が製造する避雷器の中核にあるのは、酸化亜鉛を焼き固めたセラミック。電圧の大きさによって導電したり絶縁したりする物質だ。酸化亜鉛のほか、アンチモンやコバルトなど数種類の金属を均等に混ぜ、プレスしてから高温で焼く。焼成の温度や圧力、混ぜ合わせる金属の配合によって性能が大きく変わる。ここに同社のノウハウがある。

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