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【日本を救う小さなトップランナー】
小林防火服(防火服の製造・販売)

江戸火消しの心意気を現代に

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2009年2月12日(木)

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 世界に通じるモノ作り。本誌はこれまで高い技術と生産能力を持つ日本企業を多く描いてきた。その対象はトヨタ自動車やソニーといった大企業に限らない。規模が小さく、知名度が低くても、産業界に欠かせない製品や部品を作る中小企業が全国に数多くある。

 このシリーズでは本誌の人気コラム「小さなトップランナー」から優れたモノ作りの現場を紹介した記事を連続で取り上げる。
(注)内容はすべて雑誌掲載時のものです。

* * *

2007年5月21日号より

江戸時代が終わる頃から防火服を製造し、創業140年を迎える。
自治体の要望に応じて製品を開発し、政令指定都市で5割のシェアを確保。
国際規格が広まる中、地域の実情に応じた独自仕様にこだわり続ける。

(大豆生田 崇志)

 JR恵比寿駅から数分ほど歩いたところに、江戸時代が終わる頃から町火消しや消防士の防火服を作り続けてきた専門メーカーがある。今年で創業140年を迎える小林防火服だ。

 小林防火服は、まだ恵比寿が「下渋谷村」と呼ばれていた頃から、柔道着など綿布を重ね合わせて縫う刺し子店として、半纏や股引き、足袋を製造。1886年に警視庁消防部(現東京消防庁)が創立されて以来、消防刺し子と呼ばれる半纏などを作ってきた。

 消防士が使う防火服といえば、銀色の分厚いコートを思い浮かべるかもしれない。表面にアルミを張った銀色の防火服は、1964年の東京オリンピックを機に東京消防庁が導入し、全国の自治体に広がった。

老舗企業を受け継ぐ6代目の小林寿太郎社長(左)と、小林虎太郎会長(右)

老舗企業を受け継ぐ6代目の小林寿太郎社長(左)と、小林虎太郎会長(右) (写真:山下 吉雄)

 しかし今や難燃性の繊維が開発され、防火服は銀一色ではない。高層ビルや工業コンビナート地帯を抱える自治体が、地域の実情や、想定される火災に応じて選ぶため、素材もデザインも様々だ。

 小林防火服は、自治体の要求に応じて、防火服の独自開発にこだわってきた。防火服の服地は、表面の生地と、透湿防水層と呼ぶ中地、裏地の3層構造で、それぞれの組み合わせで機能が変わる。小林防火服は、用途に応じて最適な組み合わせを提案。こうした柔軟さが評価され、東京や政令指定都市など主要都市で採用された。シェアは5割に達すると見られる。6代目の小林寿太郎社長は「政令指定都市のうち、7都市に納めている防火服は、すべて仕様が違う」と言う。

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