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【日本を救う小さなトップランナー】
ササヤマ(薄型テレビ用金型などの製造・販売)

薄型テレビの“裏側”を制す

  • 日経ビジネス

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2009年2月24日(火)

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 世界に通じるモノ作り。本誌はこれまで高い技術と生産能力を持つ日本企業を多く描いてきた。その対象はトヨタ自動車やソニーといった大企業に限らない。規模が小さく、知名度が低くても、産業界に欠かせない製品や部品を作る中小企業が全国に数多くある。

 このシリーズでは本誌の人気コラム「小さなトップランナー」から優れたモノ作りの現場を紹介した記事を連続で取り上げる。
(注)内容はすべて雑誌掲載時のものです。

* * *

2007年7月16日号より

大画面薄型テレビの背面パネル用金型で、世界シェア7割を占める。
松下電器産業などの「世界同時発売」には欠かせない、黒子的存在だ。
鳥取という「僻地のメリット」を生かし、拡大を続ける。

(小笠原 啓)

 この夏のボーナスで薄型テレビの購入を考えている人は多いはず。家電量販店の売り場に足を運んだ際は、「表側」のデザインや画質だけでなく、ぜひ「裏側」にも目を向けてもらいたい。テレビ内部にこもる熱を放散するため、大小様々な穴が開いたカバーが背面を覆っているはずだ。

 テレビは一般的に、画面サイズに比例して消費電力が増え、それに伴い発熱量も増える。そのため大画面の薄型テレビの背面カバーには、熱で変形する恐れがあるプラスチックではなく、金属が使われている。

 また、プラズマの方が構造上、液晶よりも発熱量が多い。そのプラズマや大画面液晶テレビの背面カバーを量産する時に使う金型で、世界のトップを走るのがササヤマだ。

世界同時立ち上げの黒子

笹山勝紀社長(右)と長男の笹山勝取締役

ササヤマの金型で作った薄型テレビの背面パネルを持つ笹山勝紀社長(右)と長男の笹山勝取締役 (写真:今 紀之)

 松下電器産業や日立製作所などの国内主要家電メーカーに加え、韓国サムスン電子などにも金型を供給し、「42型以上の薄型テレビでは、世界で約7割のシェアを持つ」(笹山勝紀社長)。市販製品で世界最大となる松下の103型プラズマテレビにも、ササヤマの金型が使われている。

 家電メーカーがササヤマを頼る理由は大きく2つある。1つは金型の精度の高さだ。

 2005年5月、松下はプラズマテレビの新製品を欧州、米国、日本で一斉に発売した。消費者の驚きを誘い、商品の陳腐化を防ぐこの戦略により、松下はシェアを大幅に拡大。2006年にはシャープが追随するなど、薄型テレビ業界では「世界同時発売」が、もはや当たり前になってきている。

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