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【日本を救う小さなトップランナー】
深中メッキ工業(金属部品のめっき加工)

「素人考え」で突破口を開く

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2009年2月26日(木)

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 世界に通じるモノ作り。本誌はこれまで高い技術と生産能力を持つ日本企業を多く描いてきた。その対象はトヨタ自動車やソニーといった大企業に限らない。規模が小さく、知名度が低くても、産業界に欠かせない製品や部品を作る中小企業が全国に数多くある。

 このシリーズでは本誌の人気コラム「小さなトップランナー」から優れたモノ作りの現場を紹介した記事を連続で取り上げる。
(注)内容はすべて雑誌掲載時のものです。

* * *

2007年8月6日・13日号より

部品が錆びることを防ぐめっき加工でオンリーワンの技術を持つ。
約15年前の不況時、リチウム電池部品のめっき加工で脚光を浴びた。
虚心坦懐に教えを請う若き跡取りの姿勢が成功へと導いた。

(鈴木 雅映子)

 東京都墨田区立花。取れたての野菜を売り歩く女性の姿も目に入る生活感あふれる下町だ。そこに、東京都内で2番目の事業所数を誇る墨田区のモノ作りの集積地の1つがある。1工場当たりの平均従業員数は6人。小さな町工場ばかりだが、明治時代から、河川に囲まれた地形を生かし、紡績業を中心に発展してきた。

 今は金属製品製造業が多く、路地を歩くと、プレス加工のリズミカルな音が聞こえてくる。白いタオルを頭に巻いた若者が、長い金属パイプを運ぶ姿も見える。路地から眺める分には活気が感じられるが、内情は厳しい。墨田区の多くの中小製造企業は海外の企業に仕事を奪われたり、後継者を見つけられないことが原因で倒産や廃業に追い込まれている。

世界シェア100%の加工も

 そんな立花地区の一角。創業社長の早すぎる死の後、技術に関しては素人であった社長の妻と二男が二人三脚で経営してきためっき加工会社がある。深中メッキ工業だ。

 同社はめっきに使用する金属が持つ性質と、顧客が求める仕様と予算に合わせて最適な加工方法を提案してきた。複写機のトナーカートリッジ内のある部品では市場をほぼ独占。F1マシンのエンジンや原子力発電の設備に使用される金属部品のめっきも手がける。また消費財では、携帯電話の部品の加工なども請け負う。 

 2007年3月期の売上高は約3億円。めっきに使う金属の価格高騰で、2006年3月期に業績が悪化するなど多少の浮き沈みはあった。だが、その後、技術力を武器に、金属の価格上昇分を加工費に転嫁することができ、売上高も利益も回復している。

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