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【日本を救う小さなトップランナー】
細渕電球(特殊電球の製造・販売)

技で輝く唯一無二の電球

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2009年3月4日(水)

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 1つの電球を作るために必要な職人の、それぞれの経験年数を足し上げていくと、優に100年は超えてしまうというのが、高橋専務の言葉の意味だ。

 実際にどうやって作り上げているのか。本社にある作業場を覗いてみると、学校の教室の半分ぐらいの広さの部屋にコの字形に作業台を並べ、壁に向かって一心に作業をしている職人たちの姿を見ることができる。

 フィラメントをステムに溶接する工程では、足踏みミシンのような仕組みで電気溶接の電極を上下させる機械を職人が操作。髪の毛ほどの細さのフィラメントを、寸分の狂いもなく真っすぐにステムに溶接する技が見られる。

 別の作業台では、バーナーでガラス管を炙り、ゴムチューブでガラス管に息を吹き込むことによって、電球のガラス部分(バルーン)を作る作業を進めている。ガラス管を巧みに回転させながら、均一な量の息を吹き込むことで、同じ大きさで傷1つないバルーンを作り上げ、フィラメントなどをガラス球の中に封じ込めていく。

熟練職人の細かな手作業で精巧な特殊電球を作り上げていく (写真:大槻 純一)

熟練職人の細かな手作業で精巧な特殊電球を作り上げていく (写真:大槻 純一)

 また、同じ職人がバルーンの底に小さな穴を開け、後工程で空気を抜いてガスを入れるためのガラス管を差し込んでいく。管がバルーンとつながる部分は、ガスを入れた後でカットしやすいように、特に細く作っておかなければならない。これが電球製造の工程の中で最も難しい「手封止」と呼ばれる工程だ。

 小型の特殊電球は最小で直径1mm程度のものもある。電球が小さければ、バルーンも、空気抜き用の管も当然小さくなるので「手封止」の難易度は高まる。細渕電球ではこの道40年のベテランらが作業を担当している。

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 細渕電球は最初から特殊電球を製造していたわけではない。もともとは自動車用の方向指示器に使う電球などを製造していた。しかし、大手メーカーが次々に機械化を進める中、このまま大手に伍して電球を作り続けていくことは困難と判断。大手が作りたがらない少量生産の特殊電球に活路を見いだそうとした。

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