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【日本を救う小さなトップランナー】
エナミ精機(金型加工・成型装置の製造)

型破りの発想で新技術を創造

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2009年3月6日(金)

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 世界に通じるモノ作り。本誌はこれまで高い技術と生産能力を持つ日本企業を多く描いてきた。その対象はトヨタ自動車やソニーといった大企業に限らない。規模が小さく、知名度が低くても、産業界に欠かせない製品や部品を作る中小企業が全国に数多くある。

 このシリーズでは本誌の人気コラム「小さなトップランナー」から優れたモノ作りの現場を紹介した記事を連続で取り上げる。
(注)内容はすべて雑誌掲載時のものです。

* * *

2007年9月24日より

製品の形状に合わせて伸縮自在に変化する独自の金型を開発。
1台の装置で何種類もの形状に板金加工することを可能にした。
独創的な技術に磨きをかけ、中国など世界市場への展開を目指す。

(永井 央紀)

 京都駅から特急列車で2時間弱。北近畿の山あいを抜けてたどり着く舞鶴市は、第2次世界大戦後にシベリア抑留者の帰還を迎えた歴史を持つ港町だ。数十万人とも言われる抑留者の帰国を支援した引揚援護局の跡地には今、世界第2位の経済大国に這い上がった日本の技術力を示す企業がある。

レンジの内箱で世界シェア2割

 電子レンジの内箱や冷蔵庫の外枠を板金から成型する装置の設計・製造を手がけるエナミ精機。金型を製作するだけでなく、その金型を使った加工装置まで、一気通貫で作り上げるのは珍しい。独自に開発した金型を使った効率的な板金加工技術に定評がある。電子レンジの内箱の加工装置では、「世界シェアの約2割を占める」(江波俊明社長)。

炊飯器の釜を受ける部品の加工装置。1台で8種類の形状の部品を自動加工できる

炊飯器の釜を受ける部品の加工装置。1台で8種類の形状の部品を自動加工できる (写真:今 紀之)

 エナミ精機が設計する板金加工装置には、共通した基本哲学がある。「1つの装置で、できるだけ多品種の加工をこなせるようにすることだ」。江波社長はこう話す。

 一口に電子レンジの内箱と言っても、製品ごとに形状や大きさが異なる。通常はそれぞれの形に合わせて金型を作るため、違う形や大きさの加工をするたびに金型を交換する必要がある。いくつもの金型を作るのにコストがかさむうえ、加工のたびに段取り替えの手間がかかる。

 エナミ精機はこの煩わしさを解決する画期的な金型を開発した。それは、伸縮自在に変形する金型だ。

 どんなに硬い金属でも、縦横に満遍なく細かい切れ目を入れると、蛇腹のように伸ばしたり縮めたりできるうえ、曲げることまで容易になる。この性質を利用して、金型に無数の切れ目を入れて変形可能にしたのだ。

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