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【日本を救う小さなトップランナー】
昭和(チタンなど金属部品の加工)

チタン一筋、環境浄化に挑む

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2009年3月9日(月)

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 世界に通じるモノ作り。本誌はこれまで高い技術と生産能力を持つ日本企業を多く描いてきた。その対象はトヨタ自動車やソニーといった大企業に限らない。規模が小さく、知名度が低くても、産業界に欠かせない製品や部品を作る中小企業が全国に数多くある。

 このシリーズでは本誌の人気コラム「小さなトップランナー」から優れたモノ作りの現場を紹介した記事を連続で取り上げる。
(注)内容はすべて雑誌掲載時のものです。

* * *

2007年10月1日より

軽くて強いが扱いが難しい金属、チタンの加工で高い技術力を持つ。
単なる加工請負ではなく、研究開発を強化することで多くの特許を取得。
環境浄化に貢献できる素材として、チタンの可能性を日々追求する。

(小笠原 啓)

 鉄より軽くて強度が高く、錆びにくい金属、チタン。主に航空機の部材として使われていたが、優れた特性から、今では眼鏡など幅広い用途で使われるようになった。

 ただ、チタンにも弱点がある。加工の難しさだ。チタンは酸素と結合しやすいため、真空中で還元しないと純チタンは作れない。また、融点が高く、溶接も難しい。

 そんなチタンを自在に加工し、金属加工業界の中で「チタンの昭和」と一目置かれているのが、奈良県生駒市の「昭和」だ。切断から圧延、溶接や機械加工まで、ほぼすべての工程を自社で手がけ、チタン製の電極や圧力容器など多くのオンリーワン製品を世に送り出している。

チタン製の圧力容器の下蓋を手にする高安輝樹社長

チタン製の圧力容器の下蓋を手にする高安輝樹社長 (写真:宮田 昌彦)

 しかし、昭和は単なる「加工技術に秀でた町工場」ではない。高安輝樹社長の目標は「チタンをエコマテリアルとして活用し、環境浄化に寄与すること」。大成建設や京都大学などと共同でチタンの研究を進め、これまでに24件の特許を取得した。加工請負業にとどまらず、チタンの新たな用途を開発し続けている。

 例えば「光触媒」機能。酸化チタンに紫外線を当てると、殺菌効果が得られるうえ、ダイオキシンなどの有害物質も分解できるとして注目が集まっている技術だ。

 従来の製法では酸化チタンを粉末化して製品表面に塗布していたので、密着力と強度が弱いという問題があった。しかし、昭和は京大などと共同で、金属チタンの表面に光触媒機能を持たせることに世界で初めて成功した。この技術を応用して道路の防音壁などに金属チタンを張れば、空気中のNOx(窒素酸化物)を自動的に、しかも半永久的に浄化できるようになる。

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