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“ジャデパタ”で無名企業も注目

展示会でベンチャーが注目される方法

  • 能登 左知

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2009年3月18日(水)

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 展示会では、何気なく手にするパンフレットやウェブサイトからは見えない企業の兼ね備えた力、真の実力が露骨に浮き彫りになって表れます。

 私は中小企業に対しデザインについてアドバイスする専門家として支援機関の仕事をしていたこともあり、幾度もその実態を目の当たりにしてきました。

展示ブースは企業の鏡

 例えば、どのように来場者へ接客するかという営業力、その企画と営業を支える体制組織力、その体制組織力を維持する資金力などは、パンフレットやウェブサイトからは見えてきません。ウェブサイトや様々な媒体で大量の情報が手に入る社会になったにもかかわらず、来場者が多忙の中、時間を割いてわざわざ展示会場へ足を運ぶ理由も実はそこにあるのだと思います。

 つまり、展示会は単に「展示物を披露する場」から、「企業自体を展示物として見せる場」へと、展示に求める来場者の目線が変化しているとは思いませんか。

企業イメージから程遠い展示ブースの実態

能登左知氏

能登左知氏 (写真:菅野勝男)

 この間、会社経営者のAさんから「展示会に出展するので見に来てほしい」と案内状が送られてきました。事前にそのAさんの会社(事業内容)について詳しく情報を得るため、ウェブサイトにアクセスしました。そこには見事なグラフィック技術を駆使した動画が画面いっぱいに映し出されていました。

 やるじゃないですか! すごい! いつの間に、そこまで事業が進展していたのだろう・・・。まずはともあれ展示会場へ行ってみよう。私は期待に胸ふくらませながら久しぶりとなるAさんとの再会を楽しみに出かけました。

 展示会当日、私は約束通りその企業の展示ブースを訪れました。そこには表情がぱっとしないAさんとその雰囲気にのまれてしまっている手伝いのBさんが椅子に座っていました。

 どうしたのだろう。展示物は展示会場が用意した長机の上に展示しているというよりもむしろ意図なく置かれているようでした。(意図があるならどんな意図?と聞き返したくなるほどに・・・)来場前にウェブサイトを見てきた企業のイメージとは程遠い実態がそこにありました。冒頭の通り、Aさんの展示ブースが今のAさんの真の実態を露骨に浮き彫りにしていました。

 そういえば、常々Aさんは「展示物の内容がよければ来場者は興味を示す」と言っていましたが、それは実証されていないことは実態が物語っていました。Aさんは「今日は天気が悪いからだ」「その専門の展示じゃなくて総合展だから人が展示ブースに寄ってこない」と何かしら言い訳をしている姿勢も以前と変わりなく、ウェブサイトで期待してやってきた私はオンライン上のAさんの企業イメージと、目の前の展示ブースの実態とは明らかにギャップがありました。

 それはAさんに限ったことではなく、私は中小企業の展示の仕方についてアドバイスを数多くしてきた経験を思い返してみても、オンライン上のバーチャルで作られた企業のイメージは立派なのに、展示スペースがそのイメージからは程遠い実態の企業も少なくありません。どうしてそういう現象が起こってしまうのでしょう。

資本、大なり小なり

 ウェブサイトの作成費用はボランティアで友人が作成してくれれば無料もしくはお礼程度、プロ集団に作成を依頼すれば大体の相場が約300万円~だと聞いています(約300万円の内訳は企業ごとに異なりますがCGI、Flashなどのソフトが組み合わせて作られたWEBページが約50ページ。場合によっては翻訳されたページも含まれます)。

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