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「トップランナー」が語ったクリエーター集団のつくり方

野口孝仁(ダイナマイト・ブラザーズ・シンジケート)

  • 永禮 弘之,秋元 志保

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2009年3月23日(月)

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本連載の著者、永禮弘之さんによるセミナーを開催します

「社員第一」の経営で会社を強くする!

 このセミナーでは、これからの時代に経営者や管理職が身につけるべき人事戦略について、お話しいただきます。第2部のパネルでは、社員を大事にすることで成長を遂げた企業の経営者をお迎えし、会社を強くする経営について討論していただきます。セミナーの詳細とお申し込みは、こちらから。

 

【日時】2009年5月26日(火)15:30~18:00(開場15:00)
【場所】べルサール八重洲
【受講料】2万円(税込み)

(日経ビジネス オンライン編集部)

日本のトップマガジンデザイナー

永禮(ながれ):野口さんはいつ頃デザイナーとして活動を始めたんですか。

野口孝仁氏

野口孝仁(のぐち・たかひと)
1969年生まれ。99年、ダイナマイト・ブラザーズ・シンジケートを設立。「GQ JAPAN」「リビングデザイン」などを手がける。現在は「東京カレンダー」「ハーパース・バザー日本版」「FRaU」「MilK日本版」など多数の雑誌デザインを中心に、グラフィックデザインで幅広く活躍。2006年One Showメリットアワードを受賞。1月には、NHK「トップランナー」に出演。

野口:19歳の時からです。もともと写真が好きでしたし、高校時代は友人の影響で「Olive」という雑誌をよく読んでいました。

 進学してデザインの勉強をしたいと思いましたが、大学受験に失敗して、マガジンハウスで「POPEYE」のデザイナーとして働き始めました。それから転職を経験し、1999年にダイナマイト・ブラザーズ・シンジケートを設立しました。

永禮:日本を代表するマガジンデザイナーとして1月にはNHKの「トップランナー」にも出演されましたが、雑誌以外の活動もどんどん広がっていますよね。

野口:そうですね。写真集や広告、下着のデザインも行っています。ありがたいことに独立してから仕事は順調に増え、今では30人のデザイナーを抱えるほどになりました。

デザイン会社の経営に注目

永禮:デザインの世界は、工業デザインのように産業としてそれなりのポジションがあります。一方で、デザインそのものは、個々人のセンスや経験によって、出来不出来が大きく異なるように見えます。産業としての重要性が高く、かつ、個人の「知恵」が、世の中に生み出す価値を大きく左右するデザイン会社の経営のあり方を考えることで、「21世紀の経営」のヒントが見えてくると思うんです。

 拙著『強い会社は社員が偉い』の中でも、米アップルの最初のマウスをデザインしたIDEO(イデオ)というアメリカの会社を取り上げました。そこは社員数600人ぐらいの工業デザイン会社で、いろいろな商品をデザインしています。面白いのは、工業デザイン専門家だけではなく、心理学者や医者など、多様なバックグラウンドの専門家を抱えていることです。IDEOはアメリカの事例なので、日本のデザイン会社で、同じようにデザインで成功していて経営も面白い会社を紹介できたらいいなと思っていたんです。

 野口さんの会社は、「東京カレンダー」や「FRaU(フラウ)」をはじめ雑誌デザインではかなりの実績を上げられていますよね。

野口:僕は、自分の会社がデザイン業界でマネジメントの成功例かどうかはよく分からないけど、根本はどこの会社の社長も、自分がいっぱいいたらいいなと思っているんじゃないですか。でもそれは無理な話なので、自分と同じ「価値観」を共有できる人を採用したり育てたりするんじゃないかな。

 「1+1=2」になりますよ、という技術的なことだけを教えてルーティン化するのではなく、価値観を共有して「1+1=2」の「1+1」のところを自分なりに何か考えてもらえた方が、ゴールは同じだけれど新しいものが見えてくる。

 僕らの絵を作るという仕事には正解がない。だから、簡単に言うと「春はピンクでしょう」とか、「辛いイメージは赤だよね」とか。そういった価値観をきちんと共有できる人と仕事がしたいと思っています。

永禮:今の野口さんのお話に出てきた「価値観」とは、自分の五感で感じたことを他人に伝えるために概念化する力のことですか。

野口:そうです。価値観を共有できる「いい人材」が来る。いい人材がいる会社には「いい仕事」が来るみたいなサイクルが理想ですよね。

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