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【日本を救う小さなトップランナー】
コジマ技研工業(自動串刺し機の製造・販売)

何でも刺せる機械で夢を貫く

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2009年3月19日(木)

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 世界に通じるモノ作り。本誌はこれまで高い技術と生産能力を持つ日本企業を多く描いてきた。その対象はトヨタ自動車やソニーといった大企業に限らない。規模が小さく、知名度が低くても、産業界に欠かせない製品や部品を作る中小企業が全国に数多くある。

 このシリーズでは本誌の人気コラム「小さなトップランナー」から優れたモノ作りの現場を紹介した記事を連続で取り上げる。
(注)内容はすべて雑誌掲載時のものです。

* * *

2007年12月24・31日号より

焼き鳥などの自動串刺し機で国内9割のシェアを握る。
熟練職人の手の動きを再現し、見栄えよく抜けにくい串刺しに成功。
鶏肉からコンニャク、小魚まで、刺せない食材は何一つない。

(石川 潤)

 寒い季節、赤提灯での「ちょっと一杯」に欠かせないのが焼き鳥やおでん。串料理を何本も頬張りながら、ふとこんな疑問を抱くことはないだろうか。果たして誰がこんなにたくさんの食材に串を刺しているのか――。

 中には開店前に従業員が総出で仕込んでいる店もあるだろう。しかし多くの店では、食品会社から串に刺した状態の食材を仕入れ、調理だけを行っているはずだ。そんな店の大半が間接的に恩恵を受けているのが「自動串刺し機」と呼ばれる機械だ。

 串料理が定番なのは何も居酒屋だけではない。コンビニエンスストアで売っているソーセージやアメリカンドッグ、観光地の屋台などに並ぶ新鮮な海産物や野菜の焼き物、遊園地で売られる飴細工など、串に刺した状態で出される食べ物が意外に多いことに気づく。箸が要らず、手を汚さずに好きなだけ食べられる手軽さが串料理の魅力だ。

自動串刺し機を開発したコジマ技研工業の小嶋實社長

自動串刺し機を開発したコジマ技研工業の小嶋實社長 (写真:大槻 純一)

 日本に根づいたいわば「串の文化」。これを陰で支えているのが、自動串刺し機の製造・販売で国内9割という圧倒的なシェアを握るコジマ技研工業(神奈川県相模原市)だ。社長を含めても従業員わずか4人という小世帯だが、「ベテランの焼き鳥職人の手の動きを再現した」(小嶋實社長)という高い技術が評判を呼び、全国の食品会社からの注文が引きも切らない。

 2007年2月期の売上高は2億2000万円。今期は2ケタの伸びを達成できそうで、黒字経営を維持している。評判は海の向こうにも広がり、日本食ブームの米国や食品工場の多い東南アジア、アルゼンチンなどからも注文が舞い込んでいる。

1時間に2万本を生産

 自動串刺し機の仕組みはシンプルだ。食材をプラスチック製のトレー(型)上に並べ、ベルトコンベヤーで流す。トレーに載った食材が串刺し機の前に差しかかると、食材を上から固定する「押さえ」が下がり、モーターに押し出された串が食材を一気に貫く。

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日本の経営者は、経験を積んだ事業なら 失敗しないと思い込む傾向がある。

三品 和広 神戸大学教授