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「資本家」と「投資家」との違いはどこにあるか

2009年4月18日(土)

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 手元からお金が減ることは、誰でも嫌で避けたいと思うことです。だから「100年に1度の危機」であろうが、「失われた10年」であろうが、資産価格の下落によって目減りしてしまった価値へ注目が集中する傾向があります。

 したがって、「日本の資本主義の父」である渋沢栄一が「真に理財に長けている人は、よく集めること」と主張するのは理解できるかもしれませんが、「同時に、よく散じることが大切である」という教訓は矛盾していると感じるかもしれません。お金を使わない倹(つま)しい生活を送った方が、確実に富を蓄積できるように思えるからです。

一人ひとりの行動が経済に息を吹き込んでいる

 個人的には、この1年間、株式投資、ベンチャー支援、自分の会社の運営等を通じて、たくさんの「理財」を「散じ」ました。銀行の預金でおとなしく倹約していれば、痛手はかなり軽減できたことが現実です。

 ただ、ご先祖様は、一人ひとりの行動が経済に息を吹き込んでいることが分かっていたのでしょう。栄一は特に経済学の専門家ではありませんでしたが、実業家であり、幼い頃から商才に長けていた人物でした。ひとりぼっちで小銭を数えても、富を築くことは難しいと、体験を通じて感じていたのでしょう。

 つまり、経済システムが健全に機能するためには、誰かがお金が使うことによって商材やサービスの供給者の懐が温まることが大切で、供給者の懐が温まれば、他が供給する商材やサービスを購入し、経済に酸素が循環するのです。

前回の英文記事※1をご参照ください。

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