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投資の結果は「点」や「線」だけでは測れない

2009年5月30日(土)

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 成功とは、多くの場合、数値によって測られます。

 学校では試験の点数が“成功”を示してくれました。社会に出ると、生産数や売上高、または部下の数によって決められるようになります。銀行口座の中にある数字が他人と自分の成功を比較する目安になる、そういう向きもあるでしょう。

バブル下では自分も同じように儲けたいと思うもの

 私たちはランキングが好きです。業界や企業、あるいは個人別の収益性のランキングなどには目を通さずにはいられないでしょう。上位にランキングされた企業や個人のようにお金を稼ぐことができれば、成功したという気持ちを味わうことができるだろうと、私たちは確信します。お金を数えるのは簡単ですが、得ることは困難です。その意味で、お金は成功を測るうえで、最も的確な尺度であると言えるかもしれません。

 ただ、渋沢栄一は、このような考えに異論を訴えました。「かれらは実質を生命とすることができないで 糟粕に等しい金銭財宝を主としているのである」と。栄一は、お金とは労働から得る果実でもなく、良い仕事を味わった後に残る“カス”と位置づけていたのです。

前回の英文記事※1をご参照ください。

 1980年代の日本バブルであろうと、90年代のIT(情報技術)バブルであろうと、2000年代の世界的レバレッジ・バブルであろうと、「バブル」とは経済社会的な現象として解説されます。ただ、社会のバブルとは、当然ながら一つひとつのバブルが寄り集まった現象です。だからこそ、自分だけバブルの甘い勧誘から逃れようと思っても、それは実に難しいのです。お隣の人が、お金儲けによって成功しているように見えてしまうのですから、自分も同じようにお金儲けをしたいと思うのです。

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手嶋 龍一 作家・ジャーナリスト