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「任せる経営」で危険の察知役に徹し
ユニクロより高利益率

ポイント会長 福田三千男

2009年8月17日(月)

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「若い女性のファッションは
自分には分からない」と
現場には一切口を出さない。
常に会社をクールに見守る。
その発想の背景には、
数多くの失敗がある。

 

福田三千男
MICHIO FUKUDA

1946年茨城県水戸市生まれ。69年に同志社大学を卒業。衣料メーカーを経て、71年に父の経営していた福田屋洋服店に入社。93年の社長就任と同時に、社名をポイントに変更した。2000年に店頭登録、02年に東証2部、04年に東証1部上場

 人気ブランド「ローリーズファーム」と聞いてもピンと来る読者は少ないかもしれない。今、20代の女性に大人気の洋服のブランド名だ。東京都中央区に本社を置くポイントは、その製造小売り(SPA)を手掛け、「ユニクロ」のファーストリテイリングを上回る高利益率を実現している。

 ポイントの会長、福田三千男の執務室は本社の中にはない。福田が執務をこなすのは、本社の隣にあるオフィスビルの9階だ。

 「僕は会社が間違った方向に進んでいないかを外の視点からチェックする役。ここから会社を見ると、皆が会議をやってるなとか、社員たちの働き方がよく見える。僕にとっては絶好の場所です」と福田は笑う。

 出店計画や新商品の企画など会社の基本的な経営戦略の立案は、社長の石井稔晃以下に任せ、東京・八重洲の本社に出社するのは週の半分。残りはポイントの経営が正しい方向に進んでいるかを判断するための情報収集に費やす。出店している商業施設の運営会社を訪ねて自社の評価を聞いたり、同業他社の店舗を偵察するのが日課だ。

福田は「顧客」感覚で現場を見つめ、店舗運営に落とし穴がないかを点検する

 自社の店舗回りも他の経営者とは異なる。接客方法や品揃えには口出しをせず、店の外から店員の表情を見て店舗の活気を眺め、店内では来店客が気付かないようなところを見ている。

 取材当日に福田が訪れた店舗でも、細かな指示を出していた。

 木製の床材の一部にわずかな凹凸があったのだ。そのまま放っておくと、ハイヒールの女性客がつまずきかねない。福田はただちに修繕を命じた。

 「正直、若い女性のファッションは僕にはよく分からないから、現場主導の店舗運営がいいに決まっている。でも、こんな小さな床のキズは接客が忙しい現場ほど気付かないものなんです。だから僕がしっかり見る必要がある。それが僕の役目なんです」

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