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医療界も金融界も「サービス業」

2009年7月16日(木)

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 「忠恕」とは、誠実で思いやりがあることを示す言葉です。渋沢栄一は、忠恕こそ自身を高めるための基礎にあるものであり、幸運の源だと言っています。1915年(大正4年)に「養育院」の職員たちに向けて栄一はこのことを話しました。栄一は、1876年に養育院が設立された時に院長に就任、1931年に他界する直前まで院長を勤めました。養育院の院長は、栄一が最も長く勤めた役職です。

 約500社の会社の設立に関与した栄一は「日本の資本主義の父」と言われています。一方で、600ほどの病院、大学などの非営利組織・社会事業の設立に貢献していることはそれほど知られていない功績でしょう。

 社会的活動への参画は、「忙しすぎて」ほかの人に負わせてしまう向きがあります。それは、現在の経営者や会社員も同じでしょう。確かに私たちの日常生活は、多くの責任や約束でいっぱいです。ただ、栄一によれば、忠恕を持って社会的活動に参加することは、自分自身の向上と幸運にもつながるのです。

前回の英文記事※1をご参照ください。

「自己研究の資料」とするならば「甚だ遺憾の極み」

 私が理事として務めているiHope(健康医療評価研究機構)というNPO法人は、臨床医学の研究とQOL(生活の質)の測定に携わっています。設立者は、臨床医学の第一人者である京都大学の福原俊一という医学者です。

 福原先生によると「日本の医療を支えるパラダイムを一言で言えば、それは実験室医学至上主義」だそうです。しかし「臨床では患者が亡くなっては元も子もない」のは当たり前です。福原先生が携わっている研究である「医療の質の向上」は、患者の「アウトカム」の改善につながります。「日常診療に埋もれて見逃しがちな疾患を、病歴の確認や診察という基本的な検査によって、きちんと診断できるスキルがあることも重要」と指摘しています。

前回の英文記事※2をご参照ください。

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