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【最終回】1000年技術を伝える「10のヒント」

  • 秋元 志保

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2009年9月18日(金)

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 日本が世界に誇る伝統技術は、厳しい環境の中、何度もピンチを乗り越えながら何千年、何百年と生き残ってきました。これまでご紹介してきた「JAPANブランド育成支援事業」の採択を受けた事業者たちも、さまざまな困難に立ち向かいながら、伝統技術を懸命に支えてきました。

 「JAPANブランド育成支援事業」とは、全国商工会連合会、日本商工会議所が中心となり、世界に通じる新しい商品やサービスを作り、自らの経営基盤の強化と地域経済の活性化を目指した事業です。

 日本の伝統技術が置かれている状況は年々厳しさを増しています。「国内での市場拡大は期待できない」。そう考えていた事業者たちは、JAPANブランドをきっかけに、海外で「新しい市場」を切り開こうとしています。

 「JAPANブランド育成支援事業」の採択を受けた事業者たちの取り組みの中に、伝統技術を受け継ぐための10個のヒントを見つけることができました。

1:ブームはどこに来ているのかを見極める

 最近、日本のマンガが世界でブームとなっています。特に欧州では、日本のマンガを取り扱う書店が急増し、マンガのフェスティバルも開催されています。「ドラゴンボール」や「NARUTO」の登場人物に扮装した若者たちの様子は、メディアでもたびたび紹介されていました。

 そんな過熱ぶりを見ていると、「日本文化」に火が付いているように見えますが、「ブームになっているのはあくまでもマンガ。日本の商品のすべてが受け入れられているワケではありません。欧州で日本の商品はウケる!と海外展開を楽観的に見過ぎてしまうのは危険です」と、JAPANブランドをサポートしている担当者は言います。

 マンガブームや「日本製は品質が良い」という看板だけでは、新しい市場を開拓することは困難なのです。

2:期待を裏切らない「日本らしい」デザイン

 京都で友禅染の商品を取り扱う「岡重」は、友禅染の老舗店です。代表の岡島重雄さんは、「私たちが作っているものは見てもらうだけの芸術品ではない。お客様が手に取って買いたいと思えるような商品を作らなければいけない」と、友禅染を使った筆ペンや巻物の形をしたグリーティングカードなど、「日本らしい」商品を制作します。

 平均的なペンより価格は高めの筆ペンですが、物珍しさと日本らしいデザインに欧州の人々は興味を示し、英国やドイツで行われたテスト販売でこれらの商品は、飛ぶように売れて行きました。

 欧州の人たちのイメージする日本。その期待を裏切らない「日本らしい」商品は、安定力のある定番商品になれるのではないでしょうか。

画像のクリックで拡大表示
テスト販売で飛ぶように売れた巻物の形をしたグリーティングカード(上) と筆ペン(下)
画像のクリックで拡大表示

3:色鮮やかで見た目のインパクトが強い

 また、たくさん並んでいる商品の中から、自分たちが作った商品を手に取ってもらうためには、視界に飛び込んでくるような色鮮やかで見た目のインパクトが強いデザインであることも重要な要素です。

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