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年間休日183日。「日本一休みが長い会社」

未来工業(前編)

  • 永禮 弘之,秋元 志保

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2009年11月25日(水)

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「人事部長100人とつくるコラム」「強い会社は社員が偉い」「野々村人事部長の歳時記」を連載してきた野々村人事部長こと、永禮弘之氏が読者参加型のトークライブを12月5日に開催します。第1回目のゲストは、シグマクシスCEOの倉重英樹氏です。詳しくはこちらをご覧下さい。


長崎県でタクシー会社(湯江タクシー)を営む「全国子育てタクシー協会」会長の内田さんの子育てタクシーの取り組みを紹介した前回から、暫く連載をお休みしていました。今回と次回は、「日本一休みが長い」(臨時休業や一時休業を除く、休日・休暇の年間日数)と言われている未来工業の「社員の“やる木”を伸ばす」経営を紹介します。

【会社概要】
未来工業株式会社
1965年創業。名証2部上場。本社は岐阜県大垣市。電気設備資材、給排水設備、ガス設備資材の製造販売を手がける。売上高290億円、経常利益14億円、社員数約800名(2009年3月期、連結ベース)。年間休日・休暇日数(2008年)が合計183日あり、「日本一休みが長い会社」と言われる。

人としての成長や喜びを大切にする

瀧川 克弘(たきがわ かつひろ)氏
未来工業株式会社 代表取締役社長
1946年北海道生まれ。66年大阪府立天王寺高等学校卒業。81年に未来工業株式会社入社後、93年に取締役営業部長、2000年に常務取締役に就任。2003年代表取締役社長に就任、現在に至る

 組織というのは2:6:2に分かれるものです。上が2割、中が6割、下が2割。大多数を占める6割の人がどちらを向くかで企業の成長も決まってくると思います。6割の人が上を向けば、組織全体の意識も上がってくるわけです。逆に、6割の人が下を向けば下降してしまう。真ん中で企業を支える人たちがどれだけ“やる木”になれるかが、とても大事です。

 でも、みんなが上を向くように育てようとしても思い通りにはいきません。“やる木”を含め、潜在能力を引き出して「育つ環境」を作り上げるしかないと思っているんです。

 人があってこその企業です。創業者も「人を大切に」とよく口にしていました。また、「自分の人生のことを考えなさい」、「自分自身の人間性が広がるようなことをしなさい」とも言っています。“やる木”というのはそういうところから生まれてくるのだろうと。人に言われて動くのではなく、その気になって自主的に動くからこそ、自己実現も可能になってくるんです。

 例えば、産業能率大学と提携してカリキュラムを組み、修了した社員の授業料は全額会社が負担しています。資格を取得した社員には1つの資格につき、1カ月1000円の資格手当を支給するという制度もあります。

 これは資格を取った全ての社員に適用されます。行政書士、電気工事士、ボイラー技師など直接現在の仕事にリンクしない資格を取得した社員にも支給します。未来工業には強制的に参加させる研修やセミナーはありませんが、自分で何かを学ぼうとしている人にはどんどん援助をしています。

 つまり、仕事にリンクしているかどうかは関係ないんですね。社員の能力や意欲向上になればいい。“やる木”を引き上げるためには、社員の自己実践を重んじる。そういう思いの表れだと思います。

 会社にとっても、幅広い人間の集合体と言いますか、いろいろな能力を持った人間がいる集団であったほうがいいということなんです。

 また、社会貢献の1つとして公民館や文化会館に地域住民を無料で招待して、北京京劇団などの舞台観賞会を行っていますが、ボランティアで運営を手伝ってくれる社員が大勢います。

 誰かに言われてやっているのではなく、自分で考えて「やりたい」と参加してくれています。それは、地域の方々が観賞会を心から喜んでくれているので、未来工業で働き社会貢献活動が行えることに誇りを持ってくれているからなんです。人に喜んでもらえたり笑顔を見ることができたりするとうれしいじゃないですか。

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