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「リサイクルは善」のはずなのに・・・

豊富な品揃えの是非が問われる時代

  • 子安 大輔

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2010年5月19日(水)

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 突然ですが、皆さんは「リサイクルされた弁当」を食べたいですか?

 最近では耳にする機会が減りましたが、コンビニエンスストアや食品スーパーマーケット各社は、賞味期限切れで廃棄するだけの弁当や惣菜を、豚などの飼料にしたり、堆肥にして農作物の肥料にしたりするという取り組みを行っています。

 そして、その豚や農作物を、改めて弁当の材料として活用するわけですが、このような仕組みを「リサイクル・ループ」と呼ぶそうです。近年のエコやCSR(企業の社会的責任)という観点に立てば、至極真っ当な試みだと感じられるのではないでしょうか。

 また、各社にとっては望まなくとも、そうぜさるを得ない状況にあるのも事実です。と言うのも、改正された「食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律」(通称「改正食品リサイクル法」)が2007年12月に施行されるのに伴い、リサイクル率を大幅に引き上げられることが、法的に義務づけられたからです。

 業種を問わず、これまでは一律20%としてきたリサイクル率を改め、2012年までに食品製造業は85%、食品小売業は45%、外食産業は40%など、業種ごとに明確な数値目標が定められているのです。

 小売業や外食産業にとっては、リサイクル率を15~20%もアップさせることが必要であり、かなりハードルの高い数字と言うことができます。

 そして、この目標達成のためには、廃棄率の高い弁当や惣菜のリサイクルに取り組むことは、各社にとっては避けては通れない状況となったわけです。

消極的に見える情報発信

 さて、ここで冒頭の質問に戻ります。こうして「リサイクルされた弁当」を、皆さんは食べたいと思うでしょうか?

 少なくとも私は食べたいとは思いません。

 塩分や添加物がそのループを経る中で、「濃縮」されていくことを想像してしまいますし、廃棄時点では間違いなく「食品」であったとしても、やはり「生ゴミ」としてイメージしてしまうからです。

 そして、こう思うのは、おそらく私だけではないのでしょう。コンビニ各社も、その情報をいまや積極的にアピールしてはいないようです。少なくとも、弁当に大々的にそのような表示はしていませんし、各社のウェブサイトを見ても、少し調べていかないとその情報にはたどり着きません。

 検索エンジンで「コンビニ」「リサイクル」「弁当」などのキーワードを入力してみても、ヒットするのは数年前の情報ばかりということからも、誰も積極的に発信していない様子がうかがえます。

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