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食のエンターテインメントに見る「面白さ」

今こそプロダクトアウトで発想してみよう

  • 子安 大輔

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2010年6月9日(水)

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 「テレビ離れ」なんていう言葉を耳にしますが、皆さんは最近、テレビを見ていますか? (ちなみに、何でもかんでも「○○離れ」として語ってしまうのは、少し危険ですよね)。

 テレビに関しては、「最近の番組はどれも似たようなものばかり」という指摘や嘆きを聞くことがあります。確かに目にする機会が多いものとしては、「雑学を競うクイズ番組」、そして「お笑い芸人がやたらたくさん出ている番組」というところでしょうか。

 理由は明快です。視聴率が取りやすいということもあるでしょうが、テレビ各局の業績が悪化するのに伴い、番組制作費が削減されているのです。クイズやお笑いの番組は、高価なセットやロケ、あるいはギャラの高い出演者に頼らなくても作ることが可能です。よって、結果的に似通った番組ばかりが生まれてしまうという現象が起きているのです。こういう話を聞いたことがある人は少なくないでしょう。

相性がいい食とテレビ

 そしてもう1つ、私たちが目にする機会が増えた番組があります。それは、「飲食店や飲食企業を紹介する」という内容のものです。誰もが知っている「あの飲食企業の裏側」を見学したり、あるいは「あの店の人気メニュー」にランキングをつけたりするという類のものです。

 このような番組が増えたことも、先に述べた理由と重なります。身近なテーマゆえに視聴者からは一定の人気を獲得しやすいことに加えて、比較的低コストで制作ができるのです。さらには、番組で取り上げてもらうことへの対価として、企業から局や制作会社にお金が流れることもあるのです。

 企業からすれば、コマーシャルなどの直接的な広告という形態ではなく、「広報・PR戦略」の一環という位置づけです。番組内で紹介されることで、その店や企業に対する消費者の親近感や信頼度がアップして、翌日以降の店舗の売り上げが急増するというケースも多いようです。もちろん、すべてがこのような仕組みというわけではありませんが、背景を知っておくと番組に対する見方が少し変わるかもしれません。

 さて、改めて考えてみると、「食とテレビ」は非常に相性が良いようです。食材の産地を訪ねる旅に出たり、行列ができる繁盛店を紹介したりするような番組は山ほど存在します。また、昔からある料理番組という定番のスタイルも、視聴者がその後に実際に作るかはさておき、それ自体が見ていて楽しい構成になっている人気のコンテンツです。

 ちなみに、「料理人」が表舞台に登場して、世間から注目されるようになったのは、フジテレビで1993年から1999年まで放送されていたテレビ番組「料理の鉄人」の影響が大きいと言われています。この番組は映画「おくりびと」で一躍有名になった小山薫堂さんが企画に関わっており、料理人同士が対決をするという独特のスタイルは当時、大きな話題をふりまきました。

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名和 利男 サイバーディフェンス研究所上級分析官