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ヨーヨービジネスという未開拓地に挑む世界チャンピオン

「してもいい自由」から創造が生まれる

2010年10月1日(金)

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 「『未来の仕事』を考える」は、価値観が多様化する社会において新しい働き方に挑戦する人々の姿を通じて、個人や企業のあり方についてのヒントを探るコラムです。第1弾は2009年8月~10月にかけて掲載、「月3万円の仕事を10個持つ生き方」や「群馬県を振興する『多国籍軍』」といったテーマが話題を集めました。

 この10月から、第2弾がスタートします。ご期待ください。(日経ビジネスオンライン)

 私はソウ・エクスペリエンス(東京都品川区)という会社の代表を務めています。5年ほど前に、陶芸やクルージング、スパ、レストランでの食事といった様々な素敵な体験を贈る体験型ギフト「ソウ・エクスペリエンスギフト」を企画・販売する会社を立ち上げました。当時、このようなサービスは日本で目新しいものでした。また、昨年9月には、体験レポートを共有できるウェブサイト「エクナビ」を開始しました。通底するのは、「新しい体験を楽しむ生き方」です。

 こうした日々の事業活動を通じて、最近、私は「自由」という言葉には「『しなくてもいい自由』と『してもいい自由』の2つがある」と考えるようになりました。そして、この2つの自由は、常に綱引きをしています。今の世の中ではどちらかと言うと、「しなくてもいい自由」のほうが優勢な気がしています。

 だから今、私はこの連載を書き始めようとしています。

誰でも、やってみることはできる

 例えば活版印刷という革新的な技術が今、世の中に出現したとしましょう。これまで書き写しばかりさせられていた人は「おー、これで楽になった!」と大いに喜びます。たぶん、これが多くの人の最初の反応であり、書き写しをしなくてもよくなった=「しなくてもいい自由」です。

 でも、しばらくすると創造的な人が現れます。「こんなに簡単に複製できるのなら、俺らの周りの100人だけじゃなくて、それこそ全国民、いや全世界中の人にも発信できるんじゃね? すごくね?」と考える人です。これが「してもいい自由」に当たります。

 蒸気機関だって、同じです。蒸気機関は重いものを人力車や馬車でえっさほいさと運ばなくてよくなった(=「しなくてもいい自由」)一方で、それまで得られなかった力によってより遠くへ、それこそ新大陸発見までしてしまう(=「してもいい自由」)人が現れたのです。

 身近なところにも、同じような事象は見受けられます。ソウ・エクスペリエンスでは、地引き網のイベントを開催しました。神奈川県の辻堂海岸に約120人が集まり、力を合わせて網を引き上げました(当日の様子はこちら)。この地引き網、僕らにとっては楽しい遊びであり、「してもいい自由」にほかなりません。でも 漁師にとっては、いちいち竿で1匹ずつ釣り上げなくてもいい、「しなくてもいい自由」なのだと思います。

 技術だけではありません。私たちには誰でも、50人とか100人くらいの家族や友達がいます。そしてあなたはクッキーを焼くのが大好きだとします。恐らくあなたは時間を見つけてはクッキーを焼いて、家族や友達にプレゼントするでしょう。

 でもあなたがもし望むのであれば、500円で売ってもいいのです。クッキーに込めた想いをちょろっと語れば、きっとすぐに完売するはずです。少なくとも、私は買います(笑)。

 あなたは別の仕事で生計を立てていて、別に趣味で稼ぐ必要はないのかもしれませんが(=「しなくてもいい自由」)、クッキーで稼いでも一向に構わないわけです。そんな「してもいい自由」を選択肢の1つとしてイメージできたほうが、人生何かと有利ではないでしょうか。

 前段が長くなってしまいました。ここで言いたいことを簡単にまとめると、以下のようになります。

・私たちは技術や人脈やスキルなど様々な資源を持っていて
・それらを組み合わせれば、実はいろんな企てができる

 結果的に成功するかもしれないし、失敗するかもしれない。巨大なビジネスになるかもしれないし、細く長く続く家業になるかもしれない。具体策や方向についてはあらゆる可能性が想定できます。それはここでは置いておいて、「とにかく誰にでもやってみることはできる、『してもいい自由』があるんじゃないかな」と強く強く思うのです。

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