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創業2年、社員2人で4つのウェブサービス立ち上げ

「水平思考」で事業を迅速に拡大する

2010年10月29日(金)

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 自動車を借りて1日3000円、スポーツカー(例えば生産終了してしまったホンダS2000やフェアレディZ)や外車(例えばボルボ)でも1日当たり1万円や2万円。そんな破格のサービスがあるのをご存じでしょうか?

 普通のレンタカーならば、ごくごく一般的な小型車で1万円弱、少し大きめの車や高級車になると3万円や5万円はするので、その比較にならないほどの安さがお分かりになるかと思います。

 その名も「CaFoRe(カフォレ)」、Car For Rental(カー・フォー・レンタル)の略です。今回はこのカフォレ及び運営会社であるブラケット(東京都渋谷区)、そして代表の光本勇介さんについてご紹介していきたいと思います。

自家用車の平均稼働率は2.8%

 昨年の原油高騰や若者の車離れなど様々な社会的背景を追い風にして、カーシェアリングという言葉はだいぶ市民権を得たように思いますが、いかがでしょうか。市場規模10億円未満とまだまだ小さいものの、今後5年で200億~300億円規模になると予測されているなど、着実に広がっていくのは間違いなさそうです。

 これまでのカーシェアリングは駐車場の運営会社が独自に、またはレンタカー会社と協業して展開するか、もしくはマンションに1~2台の共有車を設置して住人が使い時だけ使うというスタイルが主流でした。

 カフォレも「みんなのカーシェアリング『カフォレ』」というキャッチコピーが付けられている通り、カーシェアリングサービスの一種です。しかしカフォレがユニークなのは、カフォレは純粋なるインターネットサービスであり、車を持っているけれど使っていない人と、車を持っていないけれど使いたい人をマッチングするプラットフォームの運営に特化している点です。

 車を貸したいユーザーは車の写真や情報、そして受け渡し場所や方法(貸し主の自宅及び自宅付近で鍵と車の受け渡しを行うのが一般的なようです)、さらに貸し出し可能な日や期間を登録します。一方で車を借りたいユーザーは車種や金額、エリアや日取りなどから条件に合う貸し出し中の車を見つけることができます。

カーシェアリングサービス「CaFoRe(カフォレ)」

 条件に合う車が見つかったら、そのままネット上で決済や保険の加入なども済ませます。あとはユーザー間で車の受け渡しをする場所や時間などを打ち合わせして、当日を迎えます。車を返却する際も同じようなフローを行います。その後に貸し主及び借り主が互いに評価し合うことで、ユーザーの信用度が上下する仕組みになっています。

 そんな車の貸し借りマッチングプラットフォームであるカフォレは、社会にある資源をもっと有効に活用できる可能性を秘めたサービスです。

 それは、自動車です。実は日本国内では約6000万台の自家用車が登録されているものの、なんとその平均稼働率は2.8%に過ぎないという事実があるのです。これは時間に換算すると24時間のうち40分、1カ月で20時間、1年のうち10日間という計算になるのですが、それにしても2.8%という数字を聞いた時には僕も少し驚いてしまいました。97.2%の時間はただ駐車場に置いてあるだけなのです。

 たった2.8%の稼働時間で1億2000万人の車需要を満たしているならば、もし 100%稼働すれば42億人の需要を満たせるだけの自動車が日本国内で登録されている計算になるわけです。カフォレのようなプラットフォームの登場によって、2.8%が3%になるだけでも莫大なインパクトがありそうです。

 「うん、よく分かった。でも新興のネットサービスを使って知らない人に車を貸したり、借りたりするのは抵抗があるよ」

 こんなふうに思う方は多いでしょう。もちろん、運営側もそれは十分に承知済み。そこでカフォレでは、カフォレ専用の自動車保険を組成して利用者には必ず加入していただくのはもちろんのこと、レンタカーのように引き渡し時にキズがないかチェックできるようなチェックシートを印刷できるようにしてあったり、ガソリンの満タン返しルールを徹底したりするなど、レンタカーと遜色ないサービスフローを確立しています。

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