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新たな取引市場への挑戦

流動性の低い金融商品のオンライン取引市場「セカンドマーケット」

2011年1月28日(金)

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 今にも暴れだそうという勢いのチャージング・ブル。ニューヨーク証券取引所から少し南のボウリング・グリーン公園前にあるブロンズ像は、ウォールストリートの強気の象徴として知られる。

 そして、このチャージング・ブルの目の前のビルで、新たな取引所を生み出し躍進を続ける企業がある。

 セカンドマーケット

 未公開株、リミティッドパートナーシップ、資産担保証券など、流動性の低い金融商品をオンライン上で取り引きするマーケットプレイスを構築している会社である。現在開催中の世界経済フォーラムでは、イノベーティブな技術系スタートアップ企業に毎年表彰している「テクノロジー・パイオニア」の今年の31社の1つに選ばれた。

 なぜ新たにマーケットを創出するのか。オフィスを訪ね、バリー・シルバートCEOにインタビューした。

投資銀行での経験が、取引所の外で動く金融商品に目を向けさせた

 シルバートはアトランタのエモリー大学で経営学を学び、卒業後はニューヨークに出て金融業の道に進んだ。特に、投資銀行のフーリハン・ローキー・ハワード・アンド・ズーキンでは、エンロン、ワールドコム、USエアウェイズなど、経営が破綻した企業の財務のリストラクチャリングに従事した。

セカンドマーケットの創業者・CEOのバリー・シルバート

 この経験を通じて、シルバートは取引所で取り引きされていない金融商品が膨大な額に上ることを知り、上場されていないあらゆる投資について世界中の売り手と買い手を結び付けたいと考えた。

 そこで、シルバートは2004年にアパートの自室でリストリクティッド・ストック・パートナーズという名で会社を発足させ、2005年に業務を開始した。まず、リストリクティッド・ストック(制限株式)を取引する市場をつくろうとしたのである。

 その後、業務は拡大しオフィスも数回移転した。2008年9月には社名をセカンドマーケットに改称し、金融危機の直後に現在の場所に移った。カリフォルニア州パロアルトにもオフィスを構えている。現在、取り扱っている金融商品は9種類である。

 セカンドマーケットは米国証券業の自主規制機関であるFINRA(金融取引業規制機構)に所属し、テクニカルにはブローカー-ディーラーである。

 ただし、セカンドマーケットはマーケットプレイスに徹する会社であるため、プリンシパル取引(証券会社が投資家の取引相手になって売買を成立させる取引)や、資金の預かり、資産運用のアドバイスは行わない。ブルームバーグのような報道機関を目指しているのでもない。そのかわり、報道機関などの情報提供者がニュース、データ、分析などをセカンドマーケットのプラットフォームに提供するのを歓迎している。

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