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第3回
貪欲社会からの解脱
「心のブレーキを踏め」

今だからできる戦後からの解脱 22世紀、世界の素封家たれ

  • 水野 博泰

バックナンバー

2006年4月5日(水)

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京セラ名誉会長 稲盛和夫氏
動画再生ボタン"

本誌  日本の人口がついに減少に転じました。2050年を過ぎると日本の人口は現在の半分ぐらいに減ってしまうかもしれません。その頃にはGDP(国内総生産)で中国に抜かれ、日本は東南アジアの平均的な国になってしまうという悲観論もあります。

 成熟国家と言えば少し聞こえはいいのですが、このままでは衰退の一本道を歩むことになりかねないという見方もあります。成長を前提とした戦後60年と、成熟期を迎えるこれからの何十年とでは、根本的に考え方を変えていく必要があるのではないでしょうか。

※上記の動画再生をクリックしてもご覧になれない方、またはOSがMACの方はこちらから

(システム条件がWindows XP Service Pack 2 or Vista以降で、Quicktime7.2が必要です。MACの方は、Mac OS X v10.3.9とv10.4.9以降。必要に応じてインストールをお願いします。
Quicktime:windowsMac)

愛されるニッポンを作ろう

稲盛  おっしゃるように、日本は少子化の方向にどんどん進んでいますから、人口は確実に減少していくと思います。つまり労働人口が減っていきます。そして、これまでは発展途上国と呼ばれていた国々が急激に成長していくでしょう。日本のGDPは現在世界第2位ですが、これら2つの要因が重なって、日本はGDPの順位をどんどん下げていくでしょう。

 私はそれはそれで仕方がないと思っています。今まで日本人が築き上げてきた資産を大切にしながら、新しい道を探るしかありません。国民の知的レベルは高いですし、高度な産業技術を持っています。成熟期を迎えて国力としては相対的に小さくなっていくかもしれませんが、考え方とやり方によっては、とても豊かな社会を作るチャンスなのかもしれません。

 「我が国が」「我が社が」と肩を怒らせて他国や他国の企業よりも上に立つことに必要以上にこだわらなければ、この小さな辺境の島々に、平和で幸福な国を作れるんじゃないでしょうか。住みやすくて、ぎくしゃくしないで、みんなが助け合っていく、そんな気持ちが安らぐような社会ができるのではないでしょうか。

 とても穏やかでマイルドな気質と素晴らしい心根を持った日本人が、本来の姿で生き生きと暮らせる国。世界の人たちが「日本には本当にいい人たちが多い」と言って愛され、尊敬される国。この国は、そんなふうに変わっていけるのではないかと思うのです。

 スイスを見てください。北欧のフィンランドやスウェーデンを見てください。GDPも大きくないし、人口も多くないのに、世界中に根を張って活躍している素晴らしい企業をいくつも生み出しています。現在のように、何でもかんでも手をつけるような総合型企業は減っていく代わりに、日本の強みを生かした新しいタイプの企業が生まれてくるに違いありません。

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