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成長から成熟への過渡期
「会社=人」が日本的経営の極み

- 前編 -

  • 水野 博泰

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2006年4月6日(木)

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日本企業は成長時代から成熟時代への転換点で日本的経営の大幅な見直しを迫られたが、10年という長い時間をかけて再設計をほぼ完了、新しいスタートを切り始めたと見る。半世紀以上にわたって日本的経営の観察と分析を続けてきた碩学は、日本企業はより強くなって甦るだろうと、至って前向きだ。

(聞き手は、編集委員 水野 博泰)

 日本人の悪い癖は、ちょっとしたことで自信を失い、必要以上に悲観的になることだと思います。バブル経済が崩壊してからの10年を日本人は「失われた10年」と言って嘆きますが、とんでもなく後ろ向きな考え方です。

「再設計の10年」は無駄ではなかった

 あの10年は、戦後ニッポンが歩んできた高度成長の時代から成熟時代への端境期で、社会全体の仕組みを大転換するための「再設計の10年」でした。新しい時代に適応するためには、どうしても通らなければならない大切な時期だったのです。

 時代の大きな変わり目ですから、もちろん楽なことばかりではありませんでした。これまでは見過ごされてきた問題も明らかになってきました。一連の企業不祥事はその例です。ただし、「企業は悪だ」というように一面的に考えると本質を見誤ってしまいます。

 例えば、ライブドア事件や耐震強度偽装事件、談合事件のような犯罪は、米国でも欧州でもしょっちゅう起こっていることで、日本の風土や特殊性が生み出したものではありません。ほとんどの日本企業は法令を守って真っ当に事業を行っています。もちろん、事件の当事者たちは厳しく糾弾されるべきですが、ああいった人間はどんな社会にも必ずいるものです。

 米国では、エンロンやワールドコムの事件が有名ですが、それ以外にも、嫌になるくらい膨大な数の企業犯罪が繰り返されてきたのです。しかも手口は悪質、巧妙で、ケタ違いに巨額のカネが失われました。企業や企業経営者を野に放てば必ず悪事を働くものだと考えられるようになって、それを防ぐための法規制やルールが次々に作られてきたのです。

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