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【商う外国人】中国人留学生は早慶上智を目指す
~「王立学院」その2

最終目的は日本企業への就職と起業

  • 中村 正人

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2006年6月23日(金)

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 不定期連載シリーズ【商う外国人】。最初のテーマは日本国内に10万人を超える外国人留学生。留学生のうち、7割は大陸系中国人といわれる。日本の大学に入学を希望する彼らの現実や目的は。都内で中国人留学生のための大学受験塾「王立学院」を経営する、台湾出身の高坂明仁氏に聞いた。
第1回から読む

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 小テストに合格したらその場で1万円、などのお話を聞く限り、王立学院と日本語学校の世界とはずいぶん違いますね。その違いが大学合格実績にも反映しているということでしょうか。

高坂 それはいえると思います。留学生にとってやはり合格の鍵は日本語能力です。ところが、一般の日本語学校では、ヨーロッパ人やアジア人など、語学のバックグランドの異なる人たちが同じクラスに混じっている。これは日本語学習に関していえば、実に効率が悪い。

 なぜなら、クラスにひとりでも漢字が分からない生徒がいたら、授業は成立しない。その点、うちは中国系留学生に絞って教えている。たとえば、動詞の活用を教える場合、日本語学校では、「五段」「上一段」「下一段」「カ変」「サ変」と言わず、「1グループ」「2グループ」と分類して教える。すべての母国語出身者に対応させるためでしょう。しかし、日本語の辞書にはそういう説明はない。

 中国系の生徒を集め、北京語で説明すれば理解が早い。その差は明確に出てきます。誤解されたら困りますが、日本語学校が悪いわけじゃないんです。でも、我々は日本語学校ではない。

 だから、1年間で日本語能力試験1級が取れる。その指導法こそが王立学院の看板なんですね。

高坂 はい、その実績とノウハウがあります。ただし、漢字が分からない国の人はうちに入る余地はない。

 講師はどのような方々なのですか。

高坂 現在、私を含めた5名の講師(※3)が教壇に立っています。科目ごとに担当が違い、国籍は私たち中国系と日本人、アメリカ人です。

講師の南さん。担当は日本語会話と面接
講師の南さん。担当は日本語会話と面接


※3 王立学院の講師陣
それぞれの主な担当科目は以下のとおり。高坂学院長(日本語・英文法・大学院経済学・経営学)。その弟さんの高坂明賢さん(日本語・小論文)。日本人の南香重さん(日本語会話・面接)。アメリカ人のアラン・パーティさん(TOEFL英語会話)。中国人の魏大比さん(数学、物理、化学)。

 

 さて、次に受講生の皆さんについてうかがいたいと思います。大陸出身の中国人が多いということですが。

高坂 大陸系は80%くらい。台湾は15%。残りは香港やシンガポール人。華僑系で全員北京語のできる人たちです。

 皆さん、日本の大学や大学院に進学したいということで塾に来られるのですね。

高坂 はい。でも、最近は高校進学の子もいますよ。この2、3年で増えています。

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