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東ハト社長 辺見 芳弘氏
(1)脱・ロジカル経営こそ、高度な経営

2006年6月20日(火)

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 職業としての「社長」を自ら選び、活躍されている方をお招きし、将来、経営層を目指す人々に、自身の経験を語って頂くトークセッション「Road to CEO」。第3回はコンサルティング会社からアディダス日本法人の副社長に転じ、そして菓子メーカー、東ハトの社長として、同社の再建を果たした、辺見芳弘氏がゲストだ。

 司会は日経ビジネスオンライン副編集長の山中浩之と、インディペンデントコントラクター協会理事長を務め、様々な企業経営の現場に立ち会ってきた秋山進氏。テーマ別に4回に分け、火・木曜日に掲載する。

(司会、山中、以下Y) 最初に入社された三井物産でのお仕事は、合成樹脂の国内営業および貿易実務と伺っています。

 当時、たぶん僕は物産で英語が一番できたと思うんですが、「そういう人間を、国内のどさ回りに入れて何だ!」という不満はありました。でも、いま振り返るとすごくいい経験を積むことができました。合成樹脂というのは鉄とか紙とか、いくつもの素材の代替材になるので、いろいろな業界を見られるんです。

Y そういう不満もあって、アメリカのハーバードにMBA留学をされた?

 いや、僕は人生を不満で動いたことは1回もないんです。あまり積極的な理由もなかったんですけど、国内営業を5年やって、どうしようかなと思っていたときに、留学制度があるというので行ったんです。社内選考は一浪して受かったのですが。

 それで向こうに行って、マイケル・ポーターがやっているコンサルタントの入門版のような講座で偶然成績がよくて、コンサルタントという仕事に興味を持ったんです。

 留学を終えた後は物産のニューヨークに戻りました。当時の物産にはMBAホルダーをうまく使おうという意思があって、オハイオやミズーリで、物産とトヨタグループ、あるいは物産と三井化学とのジョイントベンチャーの監査役のような仕事をやらせてもらった。そこで、経営を数字で見たりといった、単純な物販とは違う仕事をやるようになったんです。

 でも、商社でものを売らない人間は偉くなりませんから、その辺から、だんだん物産でキャリアを積むことに疑問が湧いてきた。「今32歳で、ここから50歳までの18年間、とりあえず我慢して、そこからのツキで、自ら意思決定ができる取締役になれるかどうかか決まる」。で、ちょっと待てよと。

コンサルタントは実戦の役に立つか?

Y それでボストンコンサルティンググループ(BCG)へ転職された。物産の方々は残念がられたんじゃないですか。

辺見 それが物産というのはすごい会社で、退職を当時の上司に打ち明けたところ、その上司に「実は俺にもオファーが来ているんだ」と言われて、返す言葉がなくそのまま辞めました(笑)。やっぱり物産に代表される日本の大きな会社の人材の層の厚さは、他のことでもすごく感じます。

Y BCGでは消費財を主に手掛けられたのですね。ところで、相手先のジャンルはご自分で選べるものなんですか。

 選べないんですけど、2、3回、偶然(同じ業界を)やっていくと社内でだんだん重宝がられるんです。コンサルタントというのは、知識の蓄積の有無で、仕事のスピードが全然違いますから。経営課題の仮説を立てる作業は、経験を増せば増すほどどんどん早くなる。極端なことをいえば、ケースが始まる前から(答えが)分かってしまうみたいな感じになるわけです。

Y これはとても興味があるのですが、コンサルタントなりMBAなりで培われたスキルは、会社経営という立場に立ったとき、どの程度役立つものなんですか。

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「東ハト社長 辺見 芳弘氏
(1)脱・ロジカル経営こそ、高度な経営」の著者

山中 浩之

山中 浩之(やまなか・ひろゆき)

日経ビジネス副編集長

ビジネス誌、パソコン誌などを経て2012年3月から現職。仕事のモットーは「面白くって、ためになり、(ちょっと)くだらない」“オタク”記事を書くことと、記事のタイトルを捻ること。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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