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東ハト社長 辺見 芳弘氏
(3)“引越しそば”持参で、社長として乗り込む

2006年6月27日(火)

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 職業としての「社長」を自ら選び、活躍されている方をお招きし、経営層を目指す人々に、自身の経験を語って頂くトークセッション「Road to CEO」。コンサルティング会社からアディダス日本法人の副社長に転じ、そして菓子メーカー、東ハトの社長として、同社の再建を果たした、辺見芳弘氏がゲストだ。Part3ではいよいよ、東ハトの再建にまつわる話が語られる。

Y(山中) 変革期の組織で重要なのは「できる人を探してくることと、その人がへたるぐらい仕事を与えること」とうかがいました。アディダスから東ハトへ行かれた際には、364人の社員全員にお会いになったそうですが、できる人材を探すためなのでしょうか。

 違います。あのときやりたかったのは「言語」探しなんです。

 人間が言葉で言っていることと、本当の意味は全然違うんですよ。それぞれの組織によって、同じ言葉でも込められている意味は全く違ってくる。東ハトではどういう言語が使われているのか、理解しようと思ったんです。

Y 「東ハト語」を辺見さんがしゃべれるようになろうと思った。

 そう。例えば人によってはすごく大げさなことを言う人と、本当は10言いたいんだけど1しか言えない人がいます。東ハトという会社の人々は、どう言えばどう受け止めてくれるのか。その辺を把握しておかないと、社長としてメッセージを発したとき、聞くほうの受け止め方が全然分からないでしょう。

Y で、東ハト語は分かりにくかったですか。

 はい、行間にいろいろな意味が入っているタイプでしたからね。特に製造現場の人は、何か言ったら、それはもうきちんとやってくれるんですよ。そういう人にものを言うときは、よっぽどきちんと考えないととんでもないことになると思いました。

 あとはアディダスを辞めるときに退職金のような意味で、サッカー日本代表のユニフォームのレプリカを800枚もらったんですが、それを全社員に差し上げた。引越しそばみたいなものです。「すみません、新しく来たんですけどいじめないで教えてください。私が会社で何かできることありますか」ってね。

A(秋山) 素晴らしいやり方ですね。ところで、旧・東ハトは2003年5月に民事再生法を申請しましたが、本業のお菓子はきちんとしていたんですよね。社員にしてみれば、経営者がゴルフ場開発などで無茶しておかしくなったわけで、自分たちのせいではない。まして「突然やってきた他人に四の五の言われる筋合いはない」という感じもあったのでは。

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「東ハト社長 辺見 芳弘氏
(3)“引越しそば”持参で、社長として乗り込む」の著者

山中 浩之

山中 浩之(やまなか・ひろゆき)

日経ビジネス副編集長

ビジネス誌、パソコン誌などを経て2012年3月から現職。仕事のモットーは「面白くって、ためになり、(ちょっと)くだらない」“オタク”記事を書くことと、記事のタイトルを捻ること。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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