• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

【談話室たけくま】今だから「超小型」アニメに賭ける
~蛙男商会(その2) 

  • 竹熊 健太郎

バックナンバー

2006年7月4日(火)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

その1へ

 制作人数は5人以下と、普通のアニメ番組の10分の1ながら、きっちり視聴率を稼いだ「THE FROGMAN SHOW」。今度は「筑紫哲也 NEWS23」(TBS系列)のレギュラーコーナー(関東ローカル枠)を獲得、6月14日から放映を開始した。


 この「THE FROGMAN SHOW」は、監督・脚本はもちろん、作画・声優の大半まで作者のFROGMAN氏が1人でこなしている。FROGMAN氏は、ウェブアニメ「菅井君と家族石」を個人サイトで公開して1日4万ヒット以上を記録、ホームページだけで告知したDVDを、5000枚売り切った実績を持つ。

 個人制作のウェブアニメがインターネットからリアルの世界に出たことは、集団作業が当たり前だったアニメの世界に、新しいビジネスのモデルと、作家性を持ち込む可能性を広げた。FROGMAN(株式会社蛙男商会 代表取締役会長)氏本人と、仕掛け人であるディー・エル・イー(以下DLE) 椎木隆太社長を「談話室たけくま」に迎え、編集家・竹熊健太郎がじっくりと聞き出します。

竹熊 蛙男商会の「THE FROGMAN SHOW」は好評の内に放映終了となりましたが、最初から自信はあったんでしょうか。

椎木 これまで、普通のアニメファンがウェブアニメ、Flashアニメ(※1)と聞いて思い浮かべるのは、たぶん「のまネコ」(※2)じゃないかと思うんですね。ラクガキアニメのようなイメージを持たれていて、誤解も多かった。「THE FROGMAN SHOW」にしても、番組が始まるまではネットの掲示板でも、「ウェブアニメをテレビで流すなんて、そんなの許さない」みたいな叩かれ方だったんです。

 それで4月5日の26時40分から番組が始まりました(大阪ABCでは翌週12日から放映)。どんなにひどいかと、叩く気まんまんで見た人もいたと思う。そしたら放映されたとたん、掲示板の論調が変わり始めて。

竹熊 なるほど。

椎木 当日の26時42分とか、43分に掲示板を見ると、「あ、やべえ、笑っちゃった」みたいな書き込みが(笑)。「あれ、しまった。面白い」とか、そんなのから始まって、もう第1話が終わるころは雰囲気が一変していましたね。

竹熊 2、3話と進んだ時点では、「今年一番のアニメだ」なんて声も出て。

椎木 蛙男商会の作品は、「とにかく一度でも見てもらえれば勝ちだ」と思ってましたので、嬉しかったですねえ。

※1 マクロメディア社が開発したウェブアニメ作成ソフト「Flash」で作成されたアニメーションのことをこう呼ぶ。
※2 モルドバ共和国の3人組O-ZONEの「DRAGOSTEA DIN TEI」を元ネタに個人が作成した、猫キャラクターのFlashアニメーション。

竹熊 30分番組ですから、「秘密結社 鷹の爪」「古墳GALのコフィー」の2本立てで、1本何分ぐらいですか。

椎木 CMがあるので、10分・10分ですね。

竹熊 FROGMAN作品の場合、そのあたりの尺がギリギリだと思うんです。あまり長いものだと、見返そうという気がそがれるでしょう。

FROGMAN(以下F) そうなんですよ。

竹熊 本当は、1作品5分で、4話構成にすればいいのにと思うくらいで。昔のアメリカの短編アニメ、たとえば「トムとジェリー」なんかは、だいたい1話7分なんですよ。ナンセンスアニメの場合、5分から8分くらいの尺がちょうどいいと思うんです。

椎木 実は最初、1話あたり5分の作品を4本やらせてくれって頼んでいたんですよ。それが蛙男作品にとってはリズム的にいいというのでお願いしたんですが、それは無理だと。でも実際は10分の中身をよく見ると、5分ごとにひと区切りあるって分かりますよね(笑)。

竹熊 5分のところでアイキャッチを入れたらどうですかね。

コメント2

「EXPRESS X」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

記事のレビュー・コメント投稿機能は会員の方のみご利用いただけます

レビューを投稿する

この記事は参考になりましたか?
この記事をお薦めしますか?
読者レビューを見る

コメントを書く

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

西洋諸国は今、内なる敵との戦いに本気で取り組むべきでしょう。それは、変化できずにいる日本にも言えます。

ビル・エモット 国際ジャーナリスト、英エコノミスト誌・元編集長