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潮風が似合う女性はいるのか?

  • 遥 洋子

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2006年8月25日(金)

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 最近、どうやら合コンっぽい集まりに招かれることになった。芸能界で働く若いシングルだけではなく、既婚者も一定数いて、なぜか私はそっちの既婚者グループのテーブルになった。

 「席だけは作ってあげたから、あとは上手くやりなさい」とばかりの、親戚の叔母さんっぽいテーブルだった。「独身のまま結婚をあきらめた叔母さん」という私への暗黙の了解を感じ、苦笑いした。

 女性陣が先に店に着いた。「今日来る男性の勤める○○会社ってブランドですよね・・・」などの会話に、既に彼女たちが男性への期待で浮き足立っているのが見えた。関係ない叔母さんチームはつき出しのキムチを頬張っていた。私もキムチを食べながらシングル女性たちに「皆、結婚したいの?」と聞いてみた。全員が目を輝かせてうなずいた。

 そんな時、男性陣が登場した。女性全員が、一瞬で相手の男のすべてを洞察しようと固唾をのんだ。その日の男性陣はマスメディア関係、大手広告代理店、IT関係など、一般の方の反応は別として我々にとってはある意味同業者といえる。

 女性たちには、いい男はテレビ局などの自分のエリアではなく少しだけ遠いエリアにいるのではないか、という期待が見え隠れする。遠すぎてはいけない。商社マンとか銀行員など、自分たちとあまりにかけ離れている堅気のエリアの合コンなら、まず、成立も困難だろう。

 遠すぎると自分が将来きっとしんどいことになる。近すぎると夢がない。適度な距離のエリアであることが彼女たちの希望を膨らませるのだ。男性たちは慣れていた。懸命にギャグを飛ばし、女性たちをなごませようと務めた。私にとっては面白みに欠けるたいしたことないギャグに思えたが、面白くないほどにその懸命さに男性の気遣いが見えて、きっといい人たちなんだろうなと思ったりした。話し下手な男性は好意を表わすために終始笑顔だった。

 一人の男性に「どんな女性が好き?」と聞いてみた。
 男性は「潮風の似合う女性」と言った。
 「南沙織か」と突っ込みそうになったが年がバレルのでやめた。私は首を90度うなだれてため息をし苦笑いをした。

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ビル・エモット 英エコノミスト誌元編集長