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イッセー尾形流「人生コーチング」~
(8)世界は「脇役」でできている

ワークショップ「イッセー尾形のつくり方」見学記 番外編2

2006年9月6日(水)

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 ズブの素人を、4日間の稽古だけで舞台に上げ、お客さんに見せられる芝居を作り上げる--。そんな“無謀な”挑戦が、日本が生んだ独り芝居の達人、イッセー尾形氏と、ずっとコンビを組んできた演出家の森田雄三氏によって行われています。ワークショップ、「イッセー尾形の作り方」です。

 常に進化し続ける2人のワークショップは、ビジネスパーソンにとって、自分の限界と思っていた壁を破るためのヒントに満ちています。そのエッセンスを、彼らにずっと注目してきたルポライター、朝山実氏が分かりやすくお伝えします。初めての方は、ぜひ第1回からお読み下さい

(日経ビジネスオンライン 山中 浩之)


 ワークショップの課題の一つに「長所と短所」をあげるというものがありました。

 まだお互いのことを知らない参加者たち30人ほどが、ぐるりと椅子を輪にして座っています。

演出家・森田雄三氏
演出家・森田雄三氏

 1巡目は、自分の長所、欠点を言うというものでした。

 「きまじめ」「几帳面」など時間の経過とともに、誰がそれを言ったのかを忘れてしまうほどに、ありふれたものが続いていきます。

 2順目。ちょっとヒネリが加わりました。

 それが誰かは明かすことなく、この中で「嫌だと思う人の欠点をあげる」というものです。様子をうかがう参加者たちに「その人のほうを見ないことね。見たら一発でわかるから」と、森田さん。直感の印象でいいのだと急かします。

 口からデマカセでもいいと言われて、気が楽になったのか。自分の欠点は「人見知り」の一言ですませていた人が、プロファイリングするかのように、細々と他の参加者の論評をし始めていました。「はい、いいですよ」とストップがかかるまで、言葉は途切れません。同様のことが何人も続きました。

嫌いな人は自分を映す鏡

 「わかったでしょう」と森田さん。笑っていました。

 「自分のことになると口が重くて、あたりさわりのないことを言っていたのに、他人だとこんなにもしゃべってしまうものなんだということがわかるでしょう」

 それくらい「自分」のことになると客観的に捉えることはできないという、具体例でした。一方で、「他人」のことになると、お節介なくらい饒舌になってしまう。

 「ありのままの『自分』で舞台に立つと緊張のあまり、真っ白になるのは目に見えている。そうならないための秘訣は、自分ではない『他人』になること」

 そういって、森田さんはこれまでの稽古のおさらいに入りました。

 課題は「嫌いな人を演じる」でした。

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