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職場不倫がバレるとき

  • 遥 洋子

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2006年9月29日(金)

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 ひょんなことから職場不倫が公の場でバレることがある。愛情過多からバレるのではない。往々にしてそれは、険悪な接し方の時だ。

 ある男性上司がある女性部下の些細なミスを叱責した。

 途端に同席者に違和感が走った。上司が部下のミスを指摘するのは普通のことだが、その言葉に込められた上司の“苛立ちの感情”が皆に「アレ?」と思わせた。

 やがて会議が始まった。上司の女性部下への感情的な叱責は度を増していった。全身で苛立つ上司に、有能な女性部下のいつもの理路整然とした発言はすっかり消えた。やがて皆がコソコソとなにやら囁きだした。

 唐突だがここで、DV(家庭内暴力)の定義を大雑把にご紹介したい。身体的暴力。言葉の暴力(「バカ女」「無能」「死ね」など)。そしてその単語を言わずとも、それらの意味を込めた言葉を相手にぶつけること。“意味”の暴力ともいえる。

 これらは相手の尊厳を傷つけてもいいという、相手を“見下げる”関係性から生まれるといわれている。よく男性で「僕は女性に暴力を振るったことがない」と胸を張る人がいるが、それは身体的暴力のことであり言葉の“意味”の暴力は自覚されていないことが多い。

 その例を目撃するのは比較的容易だ。

 テレビ局に男性スタッフの妻が遊びに来たときのことだ。

 その男性は妻のちょっとしたことでも、そのつど侮蔑と苛立ちを込めて「コラ」と責めた。おそらくその男性は、日ごろ感じている妻へのどうしようもなさが、自分のオフィシャルな聖域では特に許せなかったのでしょう。妻を謙遜する感情も拍車をかけたのか。妻はみるみる沈んでいった。

 もうひとつ例え話。

 空港で年配の夫婦連れが海外旅行へのチェックインをしようとしていた。妻がなにかを忘れたのだろう。フロアに響き渡る声で夫は妻を「バカ」と罵った。

 もうこれでその旅は、その女性にとっては楽しくもなんともない。屈辱を抱えての出発だ。これもまた、妻のしくじりを許せない夫の苛立ちの感情が見える。

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