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女の味方はどこにいる?

  • 遥 洋子

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2006年10月13日(金)

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 女の敵は男だろうか。たぶんそうだろう、そうに違いない、と思うことは少なくない。でも、それを言って、なにか得があるだろうか、と思うと、それも、ない。

 この理屈は男女を反対にしても成立するとは思うが、そこに何らかの“得”のようなものがなければ、そう声高に相手を糾弾するモチベーションは私にはなかなか生まれない。

 極端な話、私になんらかの“得”をくれる男性はみな、味方ではなかろうか。

 先日、あるシンポジウムに参加した。式典があると、決まってその土地の長の顔が並ぶ。その日も経済界や行政から高い地位の方々が列席した。見慣れたことだがそのほとんどが男性だった。

 イベントは盛会だった。私のような人間が招かれるくらいだから、そのシンポジウムは「女性の目線」を掲げたもので、私の経験では、その手のテーマでここまでの動員数を誇れるイベントはごく少数だ。またお客さんも楽しんでいらっしゃるのが舞台にまで伝わった。

 安堵と同時に、盛り上がる客席を見渡しながら「なぜここまで成功するのか」が気になって仕方がなかった。

 その謎を解くヒントは、その後に開かれた食事会にあった。

 招かれた料理屋に入ると、さきほどの式典で居並ぶ重鎮たちがこぞって座敷に並んでいた。 その瞬間私は条件反射のように、満席の客の前に登場する銀座のクラブのママのような気合が入った。ところがその気合は即、萎えた。

 重鎮たちが一斉に席を立ち、順番に“私に”名刺を持って近づいてきたのだ。

 私の“ママ”としての経験では、そういうお偉い方々が居並ぶ席では、私自らがご挨拶に回る歴史が長かった。そして仮に挨拶しても「女か」という目線で返事もない経験も少なくはない。それを「やあやあ」と出迎えてくれたのが、その日の重鎮と呼ばれる面々だったのだ。

 それはまるで、クラブのママのほうに客が順番に挨拶しにやってくる構図といえばご理解いただけるだろうか。

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