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「リスクは上から3つだけ潰す」とツタヤで学ぶ

~産業再生機構 マネージングディレクター(当時) 小城武彦(1)

2006年10月24日(火)

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 職業としての「社長」を自ら選び、活躍している人をお招きし、将来、経営層を目指す人々に、ご自身の経験を語っていただくトークセッション「Road to CEO」。第8回は、産業再生機構(当時)の小城武彦氏をゲストに迎えた。

産業再生機構 マネージングディレクター(当時) 小城武彦氏

 銀行から不良債権を買い取り、借り手企業の経営再建を支援することを目的に2003年、特別立法に基づいて作られた株式会社、産業再生機構。小城氏は大学卒業後、旧通産省に入省、その後、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)に転身して活躍された後、産業再生機構に入り、カネボウの再建を託された。

 官僚からベンチャー転進へのいきさつ、ベンチャーと再生機構での経験に裏打ちされた独自の経営論を、生の言葉でお伝えする。

 司会は日経ビジネスオンライン副編集長の山中浩之と、リクルートエグゼクティブエージェントの井上和幸氏。テーマ別に4回に分けて掲載する。

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司会、山中(以下Y) 今回は小城さんご自身から、プレゼンという形でお話を頂戴します。よろしくお願いいたします。

 はじめまして、よろしくお願いします。

 さて、まず自己紹介ですが、大学を卒業して、13年ほど国家公務員をやっていました。せっかく日本に生まれたので、少しでも日本をよくして次の世代に引き継ぎたいと思ったのが(公務員を選んだ)理由です。特に、国土も狭く、天然資源にも乏しいこの国が今後とも発展していくために何が必要かを考えて、きっとそれは産業だろうということで、当時の通産省を選びました。

 役人というのは、いろいろな仕事を大体2年ごとに経験させられます。

 それも「直前の仕事とは全く関係ない仕事をすることによって、視野を広げる」との人事戦略が組まれているので、私も、エネルギー政策から始まり、国会に提出する法律案の原案を策定したり、採用などの人事をやってみたりと様々な仕事を経験することができました。

 その中で、産業とのかかわりを申し上げると、まず、1993年から1995年の間、歳で言うと、32歳から34歳の間、家電産業を担当しました。

 役人のメリットだと思うのですが、メーカーにお伺いすると、役員さんなどの偉い人に会うことができた。これは本当に役得でした。いろいろな方にお会いしたんですが、私はまだ30そこそこの若造だったので、「お前ら、現場も知らないくせに偉そうなことを言うな」という顔をされることが結構あって、「やっぱり世の中って厳しいんだな」と。そんなことから、一方で経営の勉強を必死にやり始めたのもこの頃です。

超一流企業の同期の目が死んでいく

 ちょうど同じ頃に、大きな問題を発見します。というのは、大企業、それも超有名企業に入った高校、大学の友人の目がどんどん死んでいくという事態に遭遇するのです。 「こいつはやばいな」と。学生時代は元気だった友人が、どんどん元気がなくなっていく。

 「これって何なんだろう。人材しか資源がないこの国で、人材の活力が失われていく。日本の企業社会は一体どうなっているんだろう」と真剣に悩みました。実は、この問題意識がその後の私の職業選択に大きな影響を与えることになります。

 続いて、1995年から97年の間、中小企業担当になりまして、ベンチャー振興策を立案する仕事を任されました。

 ここで、もう1つ大きな発見をしました。ベンチャー企業に、先ほどの問題へのソリューションを発見したような気がしたのです。というのは、ベンチャー企業の面々は、めっちゃ元気があります。くそ忙しくて、夜もほとんど寝ていないにもかかわらず、めちゃくちゃ元気な人々に接して、「この世界を日本に広げることができたら、元気を失う人の数を少しでも減らせるのでないか」と思ったのです。

 それで、必死になってベンチャー企業を応援する政策を考え、実行してみました。しかしながら、世の中そんなに甘いわけはなく、机上で考えたプランが思い通りにいくわけもありません。

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「「リスクは上から3つだけ潰す」とツタヤで学ぶ」の著者

山中 浩之

山中 浩之(やまなか・ひろゆき)

日経ビジネス副編集長

ビジネス誌、パソコン誌などを経て2012年3月から現職。仕事のモットーは「面白くって、ためになり、(ちょっと)くだらない」“オタク”記事を書くことと、記事のタイトルを捻ること。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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