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「やりがいがある仕事」で企業は勝ち残れるか

~産業再生機構 マネージングディレクター(当時) 小城武彦(3)

2006年10月31日(火)

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 職業としての「社長」を自ら選び、活躍している人を招き、自身の経験を語っていただくトークセッション「Road to CEO」。第8回は、産業再生機構(当時)の小城武彦氏がゲスト。

産業再生機構 マネージングディレクター(当時) 小城武彦氏

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司会:山中(以下Y) 先ほどの「働きに報いるのは、給与だけではなくやりがいのある仕事で」というお話は、自分の体験からしても素直に理解はできるんですが、それだけで十分戦えるのかという疑問も生まれるんです。具体的にもっと先まで考えていらっしゃるんだったら、ヒントをいただけたらと思うんですが。

 それが簡単にできたら、そんな楽なことはないですけど、大変難しいと思います。ではなぜそれをやろうとするかというと、そこはもう好き嫌いの問題で、僕がチャレンジしたいだけなんです。

 実際、経営をやっていると、いわゆるビジネス・プロフェッショナル的なロジックを使いたくなるんです。その方が楽だし、株主への説明が楽になるし、格好よく見える。

 ただ、それは社内では響かない、(逆に)白けちゃう。だから僕はこれまでずっと使い分けをしてきた。社内では片仮名も3文字英語も一切使わない。いかに平易に分かりやすく伝えるかがすごく大事ですね。

社外取締役には「OB」を教えてくれるタイプを

Y もうひとつ。経営者を外から律する仕組みとしては、どんな形が一番いいんでしょう。日本的経営のよさを保ちつつ、経営者がぶれ始めたらブレーキを掛けたり、「これはまずい」と思ったら(経営者を)代えるのは、株主ではないという気がするんです、お話を聞いていると。

 一番いいのは、自分の苦手なタイプの社外役員を置くことだと思います。

 社外役員をお招きすると、初めはうっとうしいんです、文句ばかり言うし。ただ、だんだんやっているうちに見えてくるのは、彼らを安心させるような“弾道”。OBラインを彼らが引いてくるので、そこを見極めて球を打つ。「うん、これはOBに行ってないよ」と言ってくれれば、じゃあ、あとは思い切って自信を持って走ればいい、となるんですよね。

 経営者もスタイルがあるので、自分の弱みを補正するような人間を入れるのが一番いいと思います。僕にとってはロジカルで、冷たい資本家の顔の社外役員がウエルカムなんです。

司会、井上(以下I) 最初、通産省に入られた、というところからいくと、「経営者になろう」ということでは、社会人のスタートを切られていませんね。そもそも、今に至る道のりをもう少しお話いただきたいんですが。

 結構、青臭いタイプの男なので、「日本をよくしたい」と役人になったんです。やっていくうちに、どんどん友人が元気がなくなっていくことを見て、かつ、日本は人材ぐらいしか資源がないので、途中から僕のテーマは「日本人を元気にしたい」に変わったんですよ。

 職業を変わっているんですが、やっていることは同じだと思っていて。ベンチャーに行き元気になるコツをつかみ、次に、元気がなくなった組織を何とかしたいということをやって。働いている場所は変わっていますが、「やっていることは同じだ」と思っているんです。

転職のタイミングは?

I すごくいい節目で動かれていますね。最初に民間に行かれたのが30代半ばですけど、ご自身のタイミングとしてどうだったでしょうか。

 勝手な思いなんですけど、人生を12年単位で考えているんです。12歳までに体の基本ができて、24歳までに社会に出る準備ができて、36歳までに自分のやりたいことを見つけて、48歳までに全力でそれをやるという、自分のタイムフレームがあるんです。今は44歳なので、あと4~5年は経営を頑張ろうと思っています。

I そろそろ会場の皆さんのご質問もお受けしたいんですが、どなたかいかがですか。

【Q】 お話をお聞きしていて、(経営者の)人間系の能力、これは代替が利かない。地道、愚直、大胆ですね。こういう経営者に近づくために、やっていることをいくつかご教示いただければ。

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「「やりがいがある仕事」で企業は勝ち残れるか」の著者

山中 浩之

山中 浩之(やまなか・ひろゆき)

日経ビジネス副編集長

ビジネス誌、パソコン誌などを経て2012年3月から現職。仕事のモットーは「面白くって、ためになり、(ちょっと)くだらない」“オタク”記事を書くことと、記事のタイトルを捻ること。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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