• BPnet
  • ビジネス
  • IT
  • テクノロジー
  • 医療
  • 建設・不動産
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版

ストレスとの付き合い方

  • 遥 洋子

バックナンバー

2006年10月27日(金)

  • TalknoteTalknote
  • チャットワークチャットワーク
  • Facebook messengerFacebook messenger
  • PocketPocket
  • YammerYammer

※ 灰色文字になっているものは会員限定機能となります

無料会員登録

close

 講演に行くと、客層の男女比率で、空気はまったく変わるのを感じる。

 私の話がどうとかいう以前に、女性客が多いと彼女たちのウキウキ感が壇上にも伝わってくる。それに比べ男性客が多い場合、どこかしらなんともいえない空気の重さを感じることが少なくない。

 これらは少し考えれば理解できるのだが、私の場合、講演会場に来る女性は主婦が多い。つまりもう、お洒落して家を出る段階でウキウキなのだ。講演は口実でその後の友人との食事会が楽しみだったりもする。

 だが男性は違う。会社が企画した講演だと“参加しなきゃ”があり、わざわざ出向いてくれたとしても“さ、どうかね”と値踏みをするような上司的眼差しがある。ウキウキとはほど遠いどっぷり仕事人間気質が定年後までそこに残っているのを感じる。

 ある講演会場は、男性ばかり300名ほどだった。夕方、仕事終わりにそのまま会場に来た人たちだ。主催者からは「社員が元気になるような話をひとつ・・・・」と言われていた。

 「元気がないのですか?」と聞くと、
 「はい。過重労働と、人間関係の軋轢で病気になる社員もいます」とのことだった。

 なんとかお力になりたいと思いつつも、客席のグッタリ疲れた表情を見ると、「講演に来るより、早く帰って寝たほうがいいのでは?」と思った。

 男女の平均寿命は異なる。女性が長生きといったって、どれほど健康で長生きできているのかは統計には上がらない。しかし、それらを見ずとも私の生活実感で言うと、断然、女性のほうが元気だと思う。それは肉体的な差だろうか、脳科学の差だろうかと考えたりする。

 私は、人生にどれほど“ウキウキ”を持っているかの差のように思えてならない。「なんか楽しそうなこと、ないかな?」という眼差しと期待を常に内在しているかどうかだ。

 仕事人間気質の人は、どの行程でこの“ウキウキ”を手放してしまったのだろうか。

 それとももともとないのか。

「遙 洋子の「男の勘違い、女のすれ違い」」のバックナンバー

一覧

日経ビジネスオンラインのトップページへ

ビジネストレンド

ビジネストレンド一覧

閉じる

いいねして最新記事をチェック

日経ビジネスオンライン

広告をスキップ

名言~日経ビジネス語録

短期保有者のいいようにさせたら、中長期で保有したいと考えている株主はどうなるのか。

貝沼 由久 ミネベアミツミ社長