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【商う外国人】中国株は、中国を理解する強力な道具~「サーチナ」その3

  • 中村 正人

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2006年11月30日(木)

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 中国という掴みどころのない巨大市場を専門に調査する株式会社サーチナ。同社は野村総研ともタッグを組み、数々のユニークな活動を進めている。今回はサーチナの顔である中国情報ポータルサイトの『中国情報局』について、サイトから見えない側面も含め説明してもらった。

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―― 中国に関心のある日本人だったら、たいてい知っているんじゃないかと思う『中国情報局』ですけれど、あのサイトはいつ立ち上げたのですか。

『中国情報局』
中国情報局

 立ち上げは1998年6月。最初は中国関連のリンク集だけで、個人の趣味の延長線のようなものだったんです。

 当時留学生だった私が日本に来ていちばん感じたこと、それは日中間に理解の壁があるということでした。それを少しでも解消したい。インターネットを使って中国情報を体系化して日本社会に発信すれば、少しでも相互理解が深まるのではないかと考えた。

―― 率直に言ってしまいますが、トップページのデザインはヤフーによく似ていますね。

 その通りです。私はヤフーが好きで『中国情報局』を始めた。「情報の体系化」という発想を知ったのもヤフーを見たからなんです。

―― あれをつくったのも中国人でしたね。

 ええ、確か台湾生まれの人。1997年頃のヤフーにはジャンクなサイトもたくさん集まっていた。

 それでも、みんなヤフーを頼りにした。そこでわかったことは、編集側がテーマと意思を持って情報を整理することは新たな付加価値を作り出すことと同じだということ。その後、ヤフーも進化して、良質でない情報を淘汰していった。

 なぜうちのトップページがヤフーと似ているかというのは、しばらく前までヤフーは日本で8割近い検索エンジンとしてのシェアがあった。ということは、日本のユーザーはヤフーの情報検索の仕方に慣れているはず。ユーザーに『中国情報局』を受け入れてもらいやすくするためには、ヤフーと同じ使い方ができるようにするといいと考えたのです。奇抜なことをやるよりは、受け継ぐことが大切だと。

ニュースは自社の社員が書いている

―― 1998年当時のインターネットの状況というと……。

 当時はまだドメインを取るビジネスさえなかった。3文字ドメインがいっぱいあった時代です。企業のためのホームページをつくるサービスがようやく出始めた頃。その後、レンタルサービス、セキュリティと次々に新しいサービスが登場した。

―― そんな状況下で、中国情報のリンク集作りから始めたのですね。そして、今日の姿にまで発展した。

 おかげさまで、中国情報に関する総合ポータルサイトといわれています。最大の特徴は中国関連ニュースの配信です。自社サイトだけではなく、Yahoo!、MSN、楽天、毎日新聞社にもニュースを配信している。もうひとつが、中国株のポータルサイトであること。この2つが弊社のコンテンツの軸です。

―― ニュースは誰が書いているのですか。

株式会社サーチナ オフィス風景
株式会社サーチナ オフィス風景

 自社の社員が書いています。2000年頃からニュース配信を始めました。最初は中国の国営通信社のニュースサイトの記事を翻訳していた。2004年から自社のオリジナルのニュースを配信した。上海支社のネット調査を独自にまとめてリリースしています。オリジナルの調査レポートが多いですよ。東京本社の社員は約30人、私を含めた5名が中国人で、それ以外は全員日本人です。社員の8割は中国語の読み書きが普通にできます。編集者や放送局などのメディアから来た人もいる。

―― 大学の先生など中国の専門家からの寄稿もありますね。

 早稲田大学の天児慧先生北海道大学の高井潔司先生をはじめとして、客員研究員という立場からご協力いただいています。

―― サイト上でサポーターを募集していましたが、これは。

 今日のIT社会では、情報発信というのは一方的なものでは十分でない。もっと双方向な情報発信、リアルな情報が飛び交う場にしたい。サーチナを応援してくださる方々すべてを記者として抱えることができませんが、協力していただける方にはサポーターとしてオリジナルな情報を公開していただく。その記事が『中国情報局』を通してヤフーをはじめメジャーなメディアに発信されていく。

―― 読者はどういう方が多いのですか?

 サーチナには、「マイサーチナ」という会員システムがあり、現在4万7000人います。皆さん口コミで登録されるようです。登録には趣味や誕生日、業種、職種、年収といった個人情報も必要です。

―― 会員の属性にはどんな特徴がありますか。

 会員の内訳は、日本国籍約4万人、中国国籍は約6000人。職種でいうと役員・管理職の方が25%と多い。圧倒的に男性が多いですね。

―― 年代はどうですか。

 30代が35%でいちばん多い。

―― 『中国情報局』が注目されるようになった理由はどこにあると思いますか。

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