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「経営者になりたければ、経営者に会いに行け」

~長崎屋 上山健二社長(1)

2007年1月23日(火)

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 職業としての「社長」を自ら選び、活躍している人をお招きし、将来、経営層を目指す人々に、ご自身の経験を語っていただくトークセッション「Road to CEO」。今回は総合スーパー、長崎屋を率いる上山健二氏をゲストに迎えた。同社は2000年2月に会社更生法の適用を申請、2002年6月に更生計画が認可され当初16年かけて更生する予定だったが、上山氏のリーダーシップのもとで2006年7月、12年前倒しで更生計画を終結した。

長崎屋 上山健二社長

 上山氏は、大学卒業後住友銀行に入社し、自らが融資を担当したベンチャー企業が急伸。オーナーのオファーに応える形で、そこの副社長として転職するが、オーナーによる横領事件という椿事に見舞われる。文字通り八面六臂の活躍で何とか倒産回避に成功し、その後長崎屋に転じた。いくつもの危機や逆境をくぐり抜けた、上山氏の生の言葉をお伝えする。司会は日経ビジネスオンライン副編集長の山中浩之と、インディペンデントコントラクター協会の理事長を務め、様々な企業経営の現場に立ち会ってきた秋山進氏。テーマ別に5回に分けて掲載する。

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司会、山中(以下Y) ご実家はいわゆるサラリーマン家庭ですが、ご祖父母がご商売をなさっていたそうですね。

 ええ、大阪で自転車屋をやっていたじいさん、ばあさんと一緒に育ちました。子供のころから人見知りしない性格で、おばあちゃんと一緒に歩いていると、近所の奥さんと会って、挨拶をするわけです。そのときの私の姿勢や声、話し方が非常にいいとよく褒められて、「あんた、商売人に向いているな」と言われた記憶が鮮明に残っているんです。

Y 就職先に住友銀行を選んだのは?

 子供のころ、おばあちゃんに冗談を言いながら定期預金を預かっていく外回りの銀行員がいまして、子供心に「面白い人だな」と思っていたのですが、それが住友銀行の人だったんです。

経営者に会いたくて都銀に就職

 もう1つ、「商売人に向いている」というばあさんの言葉の意味は、「小さな組織でも自分で経営する」ということだと思って、「経営者になるとしたら、どうすればいいんだろう」と考えたんですけど、「いま独立したって何もできない、じゃあ一番、経営者に会える仕事は何だろうか」と。

 先輩に話を聞くと、「それは都銀じゃないのか」と言う人がいて、それで金融機関を(就職先として)イメージし、そういえば昔、面白い銀行マンがいたなと、いろいろなことが重なり合って、住友銀行に決めたということです。

Y 目論見通り、経営者とお話しする機会はあったんでしょうか。

 そうですね。銀行には11年いたんですけど、そのうち5年半は外回りの法人営業で、零細企業から上場企業まで、社長という肩書きの名刺は1000枚以上になったと思います。

Y 面白い経営者っていました?

 会社イコール自分自身の人生みたいなタイプの方が非常に多いですから、それは枚挙に暇がない感じでしたね。

MBAの地獄で「恥ずかしさ」を捨てた

Y その後、ミシガン大学のビジネススクールに行かれるんですけれども、これはどういうきっかけで?

 行きたくてしょうがなかったんです。年1回、人事調書というのがあり、入行以来、希望欄に必ず「米国ビジネススクール(MBA)」と大きく書いて丸をしたり、下に2本線を引っ張ったり、いろいろ目立つ工夫をしていたんです。

 2年目に支店長が代わりまして、その人もスポーツをやっていたので、「お前、野球やっていたのか」とすごくかわいがってくれました。その支店長が「ビジネススクールにお前は行きたいのか。英語はできるのか」と。「いや、まったくできません」。「どうするんだ、それで」と言われまして、「自分で英語を勉強しろ」とか「俺が人事部には言ってやるから」と、私を推薦してくれたんです。

 普通は入行3年目で内示をもらって、4年目の秋からビジネススクールに行くのがパターンなんですが、私の場合、1年待って、諦めかけていたところを、支店長が「やっと、人事部がオーケーくれたぞ」と言ってくれて。

Y いい方ですねえ。しかし、上山さんはなぜそこまで行きたいと思ったんですか。

 ビジネススクールに行ってMBAを取れば、企業の悩みの8割ぐらい解決できるというオールマイティのイメージを持っていたんでしょうね。大学時代は野球ばかりやって勉強していないという気持ちがすごくあったから、まとまった形で勉強できたらうれしい、という気持ちもありました。

Y 実際いかがでした?

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「「経営者になりたければ、経営者に会いに行け」」の著者

山中 浩之

山中 浩之(やまなか・ひろゆき)

日経ビジネス副編集長

ビジネス誌、パソコン誌などを経て2012年3月から現職。仕事のモットーは「面白くって、ためになり、(ちょっと)くだらない」“オタク”記事を書くことと、記事のタイトルを捻ること。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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澤田 秀雄 エイチ・アイ・エス会長兼社長、ハウステンボス社長