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V9の頃のジャイアンツが強かった理由

~ルイ・ヴィトン ジャパン カンパニー プレジデント&CEO 藤井清孝氏(3)

2007年4月3日(火)

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ルイ・ヴィトン ジャパン カンパニー プレジデント&CEO 藤井清孝氏

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司会、山中(以下Y) ケイデンスからSAPジャパンにヘッドハントで行かれた。

 そうです。

Y SAPに5年半いらっしゃる間、売り上げを3倍に急成長させました。いろいろな業種で、きちんと成果を出してこられる方は、経営の黄金パターンをお持ちじゃないか、と思うんですが。

 黄金の法則ナンバーワンは、「波があるところで波乗りをやる」ことです。いくら優秀な経営者でも、波がないところでは波乗りできません。それには運もありますし、波を察知するのもその人の能力です。例えば織田信長や豊臣秀吉、徳川家康というのがいっぺんに出てきたというのは意味がある。イタリアのルネサンスも同じだけど、時代が要請するとき、人がばっと出てくるわけです。

 そういう意味で、会社、業種を選ぶのは大事だと思います。オポチュニティーを察知する力ですね。事業の新規参入も同じです。自分がやったらどんな事業も成功するというのはあり得ないので、いい事業を選んで、いいマネジメントが付くから成功する。

 もう1つ、会社の文化はすごく大事。文化がしっかりしていると、いい人が集まってくる。マッキンゼーでは、できる人だって文化に合わない人はすぐクビになるんです。なぜかというと、必ずまた人が来るわけですが、いい人がその(文化に合わない)人に会社として人質に取られないようにするためです。

 いい人材を集める仕組みというのは小手先じゃできなくて、文化がないとできないし、そういう文化のある会社は非常に強い。(文化に基づいた)チームを作れる社長はものすごく大きな仕事ができます。

お金で採ってきた人は、お金で逃げる

司会、秋山(以下A) 文化ってとても難しい言葉ですが、価値の基軸がはっきりしていて、それが社会に受け入れられる、という感じでしょうか。

 うん。それと、人を大事にするとかね。例えば、皆さんとは世代が違うけれども、私の育ったV9時代のジャイアンツは…今のジャイアンツみたいに、お金で大砲ばっかり採ってきた会社は、ものすごいお金がかかって、それなりの玉がごろごろいるんだけれども、勝てないね。V9のころって、常に同じメンバーで戦っている。そのときのメンツで、ほとんどの人はその後に監督になっているんです。

A 長嶋、王、森がいますね。

 そう。OBがほとんど監督になっているチームって他にないと思う。それだけ個々の選手でありながら、全体のチームを見られるだけのトレーニングを積んでいた。

Y なるほど。

コメント1件コメント/レビュー

V9以後は巨人だけでなく日本野球全体ががらりと変わりました。ファンの支持という錦の御旗のもとに、ON以前の川上・別所といった先人達をクーデターで排除したのが名球会。それ以降、「日本野球はかくあるべし」的な文化よりも、人気が最優先される風土になり、次第にペナントの重みが軽くなっていきました。消費者に目を向けるのはもちろん大切ですが、プリンシプルが欠けているとマーケティングにふりまわされるだけになるという、良い例だと思います。(2007/04/03)

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「V9の頃のジャイアンツが強かった理由」の著者

山中 浩之

山中 浩之(やまなか・ひろゆき)

日経ビジネス副編集長

ビジネス誌、パソコン誌などを経て2012年3月から現職。仕事のモットーは「面白くって、ためになり、(ちょっと)くだらない」“オタク”記事を書くことと、記事のタイトルを捻ること。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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V9以後は巨人だけでなく日本野球全体ががらりと変わりました。ファンの支持という錦の御旗のもとに、ON以前の川上・別所といった先人達をクーデターで排除したのが名球会。それ以降、「日本野球はかくあるべし」的な文化よりも、人気が最優先される風土になり、次第にペナントの重みが軽くなっていきました。消費者に目を向けるのはもちろん大切ですが、プリンシプルが欠けているとマーケティングにふりまわされるだけになるという、良い例だと思います。(2007/04/03)

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三品 和広 神戸大学教授