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「僕に社長をやらせて下さい!」

~CHINTAI社長 石川 貴氏(3)

2007年4月24日(火)

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職業としての「社長」を自ら選び、活躍している人をお招きし、将来、経営層を目指す人々に、ご自身の経験を語って頂くトークセッション「Road to CEO」。今回は、賃貸情報サービスの老舗で、2005年に賃貸住宅ニュースから社名を変更したCHINTAIの社長、石川貴氏をゲストに迎えた。


CHINTAI社長 石川 貴氏

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司会、山中(以下、Y) 次に入った人事コンサルティング会社でCHINTAIとの出会いがやってくる。その辺のお話を聞かせていただけますか。

 僕も外資の営業で疲れていたので、職種転換して今度はマーケティングがやりたいと思ったんです。もう31歳だったので。それで入ったんですが、あまりにも小さい会社だったのと、入ったときの上司が移って、新しく来た室長が徹底的な営業マンだったんです。「マーケなんていらない」という話になって、「何だ、また俺はここでスパルタ営業やるのか。この上司とタッグを組むのが厳しいな」と思っていた頃、営業に行ったのがうちなんです。

Y CHINTAIだった。

 はい。その会社が主宰するセミナーに来てくれた企業に、「この間のセミナー、ありがとうございました。お悩みがあったら聞きます」というフォロー営業で伺ったんですね。

 「どんな悩みなんですか」と言ったら、「好業績で、歴史は古いんだけど、跡継ぎの息子が君のちょっと上ぐらいの年齢で、彼の腹心が欲しいんだ。入ってきちゃ辞めるし、育たないんだよね」と。

 当時の僕も上司との関係から、残り少ない転職チャンスをどこで仕掛けるかというのを考えざるを得なかった。もう1回行くのは外資じゃない。日本のために日本企業で働きたいと思っていた。どこへ行こうか、大企業かと。でも面接すら受けさせてくれない。そんな悔しいことはしたくない。

 オーナー企業はどうだろう。今の俺だったら酸いも甘いもかみ分け、善も悪も受け入れて仕事ができる。第一、オーナー企業じゃないと抜擢人事はない。よし、もう一度行くならオーナー企業だ、と、思っていたところにその話が来たので、言ってみたんです。「ちょうどいい人材がいますよ。私です」と。

バランス派の武器を生かすには「雇われ社長」だ

Y ドラマみたいですが、本当に言ったんですか。

 はい。「どうですか、僕、仕事には自信ありますよ。受けさせてくださいよ」と言ったら「面白いな、受けるてみるか」と言ってくれた。それで「分かりました。じゃあ、僕も男に二言はないけど、あなたも二言はないですね。今日、すぐ履歴書を送ります。必ずですよ」とダメ押ししまして。

 1カ月後、面接があり、私の今のパートナーに当たる創業者の跡取り息子が「石川君、何やりたいの」と言ってきた。当時、兄がメーカーで公募で合格し、経営企画で企業改善事業プロジェクトに入っていまして、その話を聞いて、「俺も兄みたいに会社を動かしてみたい」と思っていたところだった。

 「まったくキャリアはないですが、経営企画をやりたい。40歳ぐらいまでに修行して、できるなら雇われ社長をやってみたいです」と言ったら、「いいよ。君みたいなことを言う人は好きだ、ぜひうちに来なよ」と言ってくれ、経営企画室に配属してもらいました。

司会、秋山(以下、A) 経営者になりたいと強く思うようになったのはいつからですか。

 外資にいた頃ですね。小さいブランチでしたけど、辞められた方は独立して自分で事業をやったり、あるいは外資のマネージングディレクター、ブランチの社長とか。上昇志向の強い人がたくさんいた。「もっと権限の多いところで自分で組織を動かしてみたい」と自然に思うようになり、「やっぱり社長だろう」と。

 「なぜ雇われ社長か」と言われると、外資にいるとき、数字は正直言って上がらなかったんですけど、上司がリストラのたびに僕をリストラのリストから外してくれたんです。「石川はプレゼンテーションとかミーティングを仕切るのがうまい。バランス感覚がいい」と言ってくれて、自分もそうなのかと思い始め、今の持っている武器を生かせるのは(創業社長よりも)雇われ社長じゃないかと思っていたんです。

Y CHINTAIでは、人事、経営企画をなさって、その後エイブルに行かれます。これはどういった経緯ですか。

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「「僕に社長をやらせて下さい!」」の著者

山中 浩之

山中 浩之(やまなか・ひろゆき)

日経ビジネス副編集長

ビジネス誌、パソコン誌などを経て2012年3月から現職。仕事のモットーは「面白くって、ためになり、(ちょっと)くだらない」“オタク”記事を書くことと、記事のタイトルを捻ること。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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三品 和広 神戸大学教授