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大いなる勘違いで独立、いきなり苦境に

~ネットプライス社長 池本克之氏(2)

2007年5月17日(木)

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職業としての「社長」を自ら選び、活躍している人をお招きし、将来、経営層を目指す人々に、ご自身の経験を語っていただくトークセッション「Road to CEO」。今回は、ネットプライス ドットコムを率いる池本克之社長をゲストに迎えた。


ネットプライス社長 池本克之氏

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司会、山中(以下Y) ソニー生命を辞められ、いよいよ起業された。

 はい。「ソニー生命で3年間学んだ営業教育のノウハウで一生食っていける」と、大いなる勘違いをしまして、自分の会社をつくりました。ほかの保険会社や代理店、営業を全面に押し出している販売会社に教えに行けばそこそこいけると思ったんですけど、仕事は取れませんでした。

Y その間に、ワイ・ジェイ・ケイという会社に入られた。

 これは生命保険の代理店です。代理店の開拓をする時に、電話帳を見て、普通は「あ」から行くんですが、ふと「わ」から行ってみようと思って、最初に電話した会社だったんです。まさか、後々そこに就職するとは思わなかったんですけど。

 大きな代理店で、病院のマーケティングの仕事もやっていて、最初のあいさつに行ったら「一緒にやりませんか」と言われ、自分の会社をやりながらでいいという条件でやらせていただきました。

Y 何か思い出はありますか、病院のマーケティングで。

 病院のマーケティングと言いながら、通販のやり方を無意識のうちにやっていたんです。築地の聖路加国際病院で会員制の健康クラブをやりたいという案件でした。「何人集めましょうか」と言ったら、「3年ぐらいで2000人集まればいい」と。「じゃあ2000人集まるまで一緒にやります」と。結果、7カ月で集まった。

Y 集まっちゃったんですか。

 ええ。「約束だから、さよなら」と言って辞めたんです。その集め方が、近隣の方にチラシをまいたり、当時は名簿が楽に買える時代だったので、都内に在住、もしくは都内で会社をやっている女性社長の名簿2000人分を買ってきて、そこにDMを打って、営業したり。聖路加国際病院の中は、歴史的な建造物なので、すごく貴重なパイプオルガンがあったりするんです。そこを案内しながら、施設も案内して、「こんなふうに健康管理するんです」という説明会をやりました。

 そうすると、50%以上が申し込んでいかれるんです。年間20万円とかですけど。それで一気に数字が伸びた。その時のDMのやり方とか、返信用のファックスとはがきの作り方とか、名簿の利用の仕方とか、考えてみると、勝手に通販のやり方をやっていたんです。

Y 我流で考えられたんですか。

 もともと我流ですが、所々うまくいかないところがあって、たまたま初期に会員になった方で通販会社をやっていた社長がいて、その人に聞きに行ったんです。「(返信用の)ファックスを作ったんですけど、ちょっと見てください」と言ったら、「これじゃだめだね」と直してくれて。

Y お客さんから教えてもらった。

 そうですよ。「これでやってごらん」と言われて、やったら本当に申し込みがすごかったんです。そこでやっと「通販ってこういうことだ」と分かったんです。

Y それがきっかけで通販会社に行かれたということですか。

教育が売り上げに直結する世界に

 実は、(教えてくれた)その人の会社に行ったんですよ。「せっかく通販(のやり方)を覚えたんだ。あなたはなかなかセンスがあるからうちに来たら?」と言われたんです。

 自分の会社もなかなか厳しいと思っていたので、「アルバイト的にそういう仕事をやるのもいい」という気持ちで入ったんです。

Y いよいよ通販の世界にどっぷり入っていかれたわけですが、その会社は短期間で辞めていらっしゃいますね。

 はい。1年4カ月ぐらいですね。

Y その間、いかがでした?

 ベンチャー系で人数も少なくて、社長がいて奥様が副社長で、僕がナンバー3だったんです。やることが業績に直結するので、(それが)やりがいであり、怖さでもありました。僕の担当は電話セールスをする人たちの教育と採用です。売る人をたくさん集めれば集めるほど、売り上げが上がるモデルなんです。特に女性を集めて教育する仕事でした。

 面白さは2つありまして、1つは採用です。体育会所属の女子学生の名簿を5000人分買ってきて、DMを打って、従業員30人くらいの会社に8人入れました。

司会、秋山(以下A) 池本さんが体育会系だと考えたんですか。

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「大いなる勘違いで独立、いきなり苦境に」の著者

山中 浩之

山中 浩之(やまなか・ひろゆき)

日経ビジネス副編集長

ビジネス誌、パソコン誌などを経て2012年3月から現職。仕事のモットーは「面白くって、ためになり、(ちょっと)くだらない」“オタク”記事を書くことと、記事のタイトルを捻ること。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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