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大逆転、非常階段でガッツポーズ!

~ネットプライス社長 池本克之氏(3)

2007年5月22日(火)

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職業としての「社長」を自ら選び、活躍している人をお招きし、将来、経営層を目指す人々に、ご自身の経験を語っていただくトークセッション「Road to CEO」。今回は、ネットプライス ドットコムを率いる池本克之社長をゲストに迎えた。


ネットプライス社長 池本克之氏

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司会、秋山(以下A) 会場にいる、経営者を目指す皆さんのために、こういうオーナーだったら大丈夫とか、やっていきやすいとか、そのへんを。

 2回そういう(オーナーと袂を分かつ)体験をして、何で3回目か、というのが、その答えになっています。今のネットプライスの代表は佐藤輝英という人です。僕より10歳若くて、31歳です。出会った時、彼はまだ26~27歳だったと思いますけど、「会って10分で決めたよね」と、お互いに言っているんです。

 何がポイントだったかというと、真っすぐで熱い男なんです。僕の若い頃に似ている。今もシンクロすることがよくあって、何か問題が起こったり、決定しなければいけない時に、同じ答えを出すことがほとんどです。思考とか優先順位(のつけ方)が似ていて、やりやすい。それが1つ。あと、10歳年下と言いましたけど、僕の場合は年が離れている方がやりやすいんです。

「10分の決断」ができたのはなぜか

司会、山中(以下Y) それは上でも下でもですか。

 上でも下でも。今までは上でした。同世代がだめなんです。男って、戦って白黒をつけたがるじゃないですか。同世代だとそれが結構起こると思う。僕は特にそういうタイプでした。(佐藤は)年下だけど優秀だし僕にないものを持っている。インターネットはそんなに知らなかったし、学んでお金をもらえる。「一緒にやりますよ」という回答を10分でしました。

A その10分のことで覚えていることがあったら教えていただけませんか。

 (佐藤には)紹介されて会ったんです。「何を考えて会社をやられているんですか」と、考え方を聞いたんです。そうしたら、「とにかく一番になりたい。必ず『Forbes』の表紙を飾ります」と言ったんです。「それはいい。僕の持てるものを全部出して協力しましょうか」と。「ぜひ、そうしてほしい」という感じです。

Y ネットプライスの話に行く前に、「ドクターシーラボ」時代のお話を伺っておきましょう。城野親徳さんというシーラボの創業者の方から、(失業し、暇を持て余していた池本さんのところに)ある日、電話がかかってくるわけですね。

 そうです。この方はお医者さんですけど、前の会社を突然クビになって荷物を段ボールに詰めていた時、本をよっこいしょと持ち上げた時に脱腸になっちゃって。やることがないからこれを治しちゃおうかと外科に行ったら、「初歩的な手術で治りますから、痛くもかゆくもないですよ」というので、その翌週かな、前の晩に泊まって、朝、手術して。

 帰ろうかと支度して携帯電話のスイッチを入れたら、城野先生から電話が来たんです。

 「先生ごぶさたです」と。「何をしているの」と言われて、まさか脱腸で手術とは言えないので、「前の会社を辞めまして、自分の会社がいま、絶好調なんですよ」と、よせばいいのに言ってしまったんです。

思わず、非常階段でガッツポーズ

Y 城野先生とはどんなご関係で。

 当時をさかのぼること1年前、私の会社に、ある方を介して城野先生が「どういうふうに(通販の営業教育を)やっているのか教えてもらえませんか」と訪ねてこられたんです。その時、いろいろなものを公開して、例えば(営業マンの)電話している内容を録音したテープも特別に差し上げたんです。「どうぞ、まねしてやってください」と。

 城野先生は、お医者さんをやりながら商品開発もやられているので、「業界の地位向上のためには、こういう人が大きくなることがとてもいいことだ」と思ったんです。

 その方が、「今は自分の会社をやっていまして、営業教育で絶好調ですよ」と、私がホラを吹いたものですから、「うちも教えてよ」ときたわけです。

Y しめたという感じですね。

 そうなんですけど、さらに私は、本当によせばいいのに、「いや、今、絶好調で今週はお会いできないんです。来週だったら何とか行けますけど」と。

Y 何でそんな。

 格好つけで、なぜかそう言ってしまったんです。翌週お会いして、「週1回でもいいから来て教えてくれないか」と。「分かりました」。というのが10月の終わりです。週1回のはずが2回、3回、5回になって、6回になって、12月の初め頃、「池本さん、実はこの会社を上場させたいんだ。ついては、社長をやってくれないか」といきなり言われたんですよ。また、よせばいいのに、「考えさせていただきます」と言っちゃったんです。そのまま非常階段の方に出ていってガッツポーズでしたね。

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「大逆転、非常階段でガッツポーズ!」の著者

山中 浩之

山中 浩之(やまなか・ひろゆき)

日経ビジネス副編集長

ビジネス誌、パソコン誌などを経て2012年3月から現職。仕事のモットーは「面白くって、ためになり、(ちょっと)くだらない」“オタク”記事を書くことと、記事のタイトルを捻ること。

※このプロフィールは、著者が日経ビジネスオンラインに記事を最後に執筆した時点のものです。

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