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笑顔と相づちの裏にあるもの

  • 遥 洋子

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2007年5月25日(金)

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 女性ばかりのホームパーティがあった。“女性だけ”というからそうかと思いきや、1人だけ男性が混ざっていた。参加者の夫だそうだ。女性10人に男性1人という比率にも臆さず参加したその男性の社交性を評価した。

 しかしこの比率、微妙だ。女性談で盛り上がると男性を無視しかねない。かといって適度に混ざり合える共通点は少ない。だいたい女性ばかりの話に男性が「そうそう」と相づちを打つこと自体無理がある。

 その男性は饒舌だった。蓋を開けてみれば結局、その男性の話に女性全員が「そうそう」と相づちを打つ展開になった。そうなると男性に酒を入れる女性、灰皿を出す女性、料理を出す女性と、まるで銀座のクラブのような空間になった。

 そこで私なんかが「そう言えるかしら?」とその男性に反発でもしてみようものなら「だから君は不幸な女なんだよ」と言われ、他の女性はそうなるまいとばかり、よりいっそう相づちと尽くし型の女へと拍車をかけていった。やはり、女性ばかりの席に夫が参加するのはよくないと思った。

 1人男性がいるだけで、女性たちはその本音や本心を外面用へとモードを切り替えてしまいがちだ。男性ばかりの集いに妻が1人混じるだけで生じる、なんとも言えない張り詰めた空気を体験した諸氏も少なくないはずだ。別に常に男女半々でなくてもいいが、かくも同性同士と異性混合では有り様が変わる。

 「今日は久しぶりに喋ろうね」と言って、同じ大学卒の女性友達4人で数年ぶりに待ち合わせをした。全員職種は違うが働く女性だ。子持ちや独身などライフスタイルが様々で長年働き続けると、女性同士会うということ自体、貴重な機会だった。

 「ヤアヤア」とその店のオーナーである男性が我々のテーブルに歓迎に来てくれた。久しぶりに会うオーナーと挨拶がてらの会話が始まる。しばらくはニコヤカに雑談していたものの、ずっと立ったまま30分も話し続けるオーナーに友人の1人が言った。

 「お掛けになったら?」

 オーナーは私たちの席に座った。そしていっそうの雑談に花が咲いた。あくまで雑談なのだ。込み入った話をするほどの付き合いでもなく、何かの相談に乗ってもらうほどの関係でもない。店のオーナーと客以上の何者でもないのだ。自ずと話は“雑談”しかなかった。

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