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【第13回】キャリモテのファッションとは

ライス国務長官かエビちゃんか?

  • 白河桃子

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2007年6月8日(金)

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 ライス国務長官は、「ワシントンのエビちゃん」かもしれない。コンドリーザ・ライス米国務長官が、ワシントン一の“モテ女”という話は有名である。

 独身でキャリア街道を驀進してきた彼女は、いつもスラリとした脚を効果的に見せるファッションに身を包んでいる。自分の脚が最高にキレイに見えるスカート丈をちゃんと知っているし、脚の組み方も、美しく見える角度を計算している。

 スーツの下は、襟の高いブラウスにパールのネックレスでコンサバな装いの時もあれば、セクシーに切れ込んだ胸元を見せていることもある。このファッションは、日本の女性誌なら『Precious』でも『CanCam』でもなく、『NIKITA』(注1)タイプに分類できる。

 そして彼女は、キャリアとモテを見事に両立させている。ボーイフレンドはいつもフットボールの選手と公言しているが、各国首脳とのロマンスも取り沙汰されている(注2)。ライスは、米国版「キャリモテ」女の代表格なのだ。

 日本の女性にとっても、仕立てのよいスーツに高価なブランドの靴を身につけ、隙のないセクシーさを演出するライスは、キャリアファッションのお手本とも言える。

 しかし、「ライス」タイプのファッションの女性は、日本ではまずモテないだろう。なぜなら、日本の男子にとっては「隙がなさすぎる」からだ。日本の「隙のないキャリアウーマン」に寄ってくるのは、酸いも甘いも噛み分けた既婚男性、すなわち「おじ様」であることが多い。

 不倫願望もあるちょいワルな年上の男性にはモテても、独身の同世代にはなぜか「ひかれて」しまう。これが世の「負け犬」女性たちの悩みではないだろうか? 「隙のないキャリア女性」を落としてやろうという果敢なフットボール選手には、なかなかお目にかかれない。

「隙」のある女性を好む日本男性

 多くの日本の男性、特に独身男性は、女性に「隙」がある方が好きなのだ。日本男子は、パンツスタイルよりスカートの女性が好きだし、かっちりしたタイトスカートよりフワリとしたスカートが好き、色も黒よりも白が好き。ワンピースも好き。できれば腕をするりと出してほしい…。このスタイルを突き詰めていくと、この連載の第2回でも触れた「エビちゃんファッション」にどんどん近づいていく。

 女性の中には、エビちゃんファッションが嫌いな人もいる。ある女性誌に取材された時に、「エビちゃんファッションは、男性に対して『開いている』記号になる」と発言したら、取材に来た女性編集者たちは、みな顔をしかめた。「エビちゃんファッションは、みんな同じような格好で、個性がないじゃないですか」と言うのだ。男性には分からない世界かもしれないが、「ファッショナブル」を自負する女性にとって、エビちゃんはちっともおしゃれではない。また「万人受けを狙っている」と見られてしまう。

 しかし日本では、「万人受け」というのは悪いことではないのである。米国版の「モテの法則」では、「最初はツンツンして、男性の狩猟本能をかき立てよ」となるのだが、受け身の男性が急増中の日本では、この法則は通用しない。日本の場合、最初の受け入れ体制はオープンに。となると「ライス国務長官よりも、やっぱりエビちゃんファッションが有効」ということになるのだ。

コメント4件コメント/レビュー

男性が誘うのが一般的な傾向であり、その男性としても出来るだけ’傷つきたくない’、’恥をかきたくない’と言う真理である事を考えると、エビちゃんの様に’開いている’ファッションをするのは有効だと思います。とは言え、人それぞれに’似合う・似合わない’があり、また、男性は一般的に’年上には姉・母親’、’年下には妹・娘’的な見た目・役割を期待する事が多いので、そのあたりを考慮する必要でしょう。  年下が好きな男性が多いのは事実で、30代以降の女性は敬遠されがちなのは確かですが、その年齢になってはじめて持つ事の出来る魅力もあると思いますので、これからも’彼女たち’が前向きになり、それを活かせる様な記事を書いてもらいたいです。(30台前半で、10歳前後年下が好きな私でも、年上の女性に惹かれる事がたまにあります)(2007/06/15)

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記事のレビュー・コメント

いただいたコメント

男性が誘うのが一般的な傾向であり、その男性としても出来るだけ’傷つきたくない’、’恥をかきたくない’と言う真理である事を考えると、エビちゃんの様に’開いている’ファッションをするのは有効だと思います。とは言え、人それぞれに’似合う・似合わない’があり、また、男性は一般的に’年上には姉・母親’、’年下には妹・娘’的な見た目・役割を期待する事が多いので、そのあたりを考慮する必要でしょう。  年下が好きな男性が多いのは事実で、30代以降の女性は敬遠されがちなのは確かですが、その年齢になってはじめて持つ事の出来る魅力もあると思いますので、これからも’彼女たち’が前向きになり、それを活かせる様な記事を書いてもらいたいです。(30台前半で、10歳前後年下が好きな私でも、年上の女性に惹かれる事がたまにあります)(2007/06/15)

キャラ立てが必要なのは、男性と女性とでは「モテ」に対する感覚がちがうから、、でしょうね。例えばエビちゃんは女性が思う程、30代男性には受けがよくないという結果が出ていたりします。60年代の女性はエビちゃんスタイルがかつての憧れであったから、よく例えに出す、、という話もあります。が、わかりやすく「女性モテ」のエビちゃんを比喩に使っているのはわかります。でも、むしろ「エビちゃんはモテですけど、ちょっとだけ違うんです。男性にとっては」みたいなところが聞きたいです。女性誌見ればエビちゃんの魅力研究はさんざん書かれて来ましたから、そこはそれで。男性から見た「自称エビちゃん」はどうなの?みたいな考察も読みたいです。(2007/06/14)

男性ですが、特にパンツ、スカートで好みがわかれることはありませんね。わたしの職場では服装がラフでも許されており、女性従業員の多くはジーンズをはいています。魅力的な女性ばかりです。ただ、女性の仕事向けパンツスーツは魅力的ではないと思います。なぜかと考えてみたのですが、パンツスーツが背広上下をマイナーチェンジしたに過ぎないからではと思っています。背広というのは長い時間をかけて男性が魅力的に見えるように進化を遂げてきたわけです。性別で出るところ引っ込むところが違うわけで、女性が魅力的に見えるパンツスーツというのが開発されていないのではないでしょうか。(2007/06/08)

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